札幌ハートセンター

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Dr Fujita's blog. Enjoy it

2008年1月6日日曜日

東徳洲会のセンター化のメリットとは?

東徳洲会がむかう方向は、循環器センター、消化器センター、脳血管センター、外傷センター、救急救命センター、IBDセンター、癌治療センターなど、センター化による特徴のある病院づくりです。
センター化より
1)外来、入院、検査、がセンター内で完結して、流れが早くなる。
2)センターごとの損益がでて、経営責任の所在がはっきりする。
3)当院の300床以下の規模では、総合病院として成り立たず、特化する必要があり、それがこれからの医療情勢をみていると、地域の開業医、および病院からの入院をうけて、短い入院で完結させる必要がある。そのために地域支援病院になる必要がある。
4)センターごとにより、特色があるために、そこに働く医者、職員を集めやすくなる。
5)研修医にとって、魅力のある病院になり、将来は研修医からセンターの中心になる人物がでて、東徳洲会を背負っていってもらう。

しかし、これによって、大学のような医局にならないように、センター長は、病院の幹部として、幹部会議で常に同じ方向にむかうようにする必要がある。

ということで、センター化して、医者をたくさん集めて、東徳洲会から、北海道の徳洲会を含めて、僻地に人財をだしていきたい。固定の医者を僻地にだしても、大変なので、センターである当院から交代で責任をもってだしていくシステムが重要だと思っています。

2 件のコメント:

rippi さんのコメント...

遅ればせながら・・・、
新年あけまして、おめでとうございます。
今年も先生の独り言を楽しみにしていますので、どうぞ宜しくお願い致します。
先生の心強いお言葉により、安心して新しい年を迎えることができました。(^0^)v
ありがとうございます。

先生のこのブログを拝見して思ったことがあります。。。
東徳洲会病院がセンター化する事によって、専門性を確立させ、より高度な最先端医療を多くの方が受けられるようになることでしょう。
しかし、その一方で専門性を確立させることは、とかくセンターごとの縦割りシステムに陥ってしまいがちになります。どうか、そのような事が無いよう、センター間の柔軟な横の連携も重視してほしいと思います。

また、“長”となる方には、経営センスも磨いてもらいたいのは勿論ですが、魅力ある職場作りに率先してもらいたいと思います。
そこで働く一人一人にとって魅力のある職場でなければ、外から見ている患者さんやそのご家族にとっても魅力のある病院とは感じません。

「魅力」は、一度・・・、一瞬会っただけでも・・・、電話の声色(応対)一つでも・・・、伝わってしまうものです。

rotaman さんのコメント...

そしきがおおきくなると、最近のローマ帝国1000年の栄光と衰弱をみて、痛感しました。ソシキは、必ず腐敗する。
Rippiさんの指摘どうり、電話含めた応対など、気をつけないことが沢山あります。ことしも、指導よろしく。