札幌ハートセンター

札幌ハートセンター
Dr Fujita's blog. Enjoy it

2009年6月30日火曜日

なんちゃってステント

新聞にのっていましたが、やってもいないPCIを請求していたという記事がありました。そればかりか、使用してもいないステントまで使用したことにして、請求していたそうです。
これは、極めて悪質な詐欺です。このようなことをする人がいるので、監査が必要なのでしょうね。SCVCは、症例数も極めて多く、いろんなことを言われる可能性が高いこともあり、治療はオープンにしていますし、保険内でちゃんと収まるようにしっかりとやっています。
僕を含めて5人のドクターで治療していますので、まともな医療をやっていかないと、職員含めてだれもついてこないですからね。

でも、この業界のこのような人がいること自体が、こわいと思いました。

ひさしぶりに

今日は、カテーテルが少なく9件でした。PCIも6件で、あとは、PPIが2件でした。10時には終わり、久し振りに、DVDでも見ようかなとおもっていたら、救急依頼があり、一人心不全で、緊急カテーテルで、準備しているうちにもう一人依頼があり、受けました。結局、二人の急性心不全に対して、PCIで治療をして、いま終了です。救急隊から、患者さんがくるようになると、うれしい限りです。寝ましょう。

2009年6月29日月曜日

カテーテルアブレーション

土曜日に7人、日曜日に5人のアブレーションがあり、土曜日は鵜野先生の治療が終了したのが、日曜の朝4時で、その後8時から治療して、夜の8時にアブレーションが終了しました。
その後に、PCI3人、CAG1人、PTRAを施行しました。学会と、監査と、治療が重なり、職員も大変です。
今月は、過去最高の症例になりそうです。
職員が、がんばってくれるおかげで、僕は去年よりはるかに楽に仕事ができています。

ありがたいです。

2009年6月27日土曜日

厚生労働省の指導


開業一年目の個別指導を午後に受けてきました。職員がちゃんと毎日、しっかりやっていてくれて、助かりました。そして、セコムの電子カルテを使用してよかったと思いました。紙ベースの診療録では、大変だったと思います。でも、保険診療をしっかりやるために、いい勉強になりました。その後、5人くらいにインターベンションして終了です。
そして、アーカンソー病院のマーフィー先生が、見学来られました。SCVCのCTおよびカテーテル室は、アメリカのマーフィー先生のイメージでつくりました。順調にやっていることに、喜んでもらえました。
そして、2011年に、アフリカかどこかで、で一緒にハンティングをする約束もできました。一緒にハートホスピタルグループの先生も、こられて、いろんな意見交換をしました。
CTが当院ほど、質の高いレベルにするためにはどうしたらいいのかの意見交換をさせてもらいました。世の中は、CTは、カテーテルの代わりになることは、現状では無理と思っている先生がかなり多く、石灰化やステントがあるとだめと思っています。
多くはちゃんとできます。そして、CTをカテーテルの代わりに駆使しているアドバンテージが、いまのSCVCの患者さんが集まってくる要因なのでしょうか?
他より3歩先をいくように常に、知恵を絞る、夢をみることが、ひらめきを導いてくれると思います。

2009年6月26日金曜日

金曜日です。CVITです。

札幌はいい季節で、たくさんの人が札幌に来て盛り上がってました。昨日も途中で、一回かえってきて、外来とPCIをして、夜帰ってきて、PCIとPPIをさせてもらいました。
途中で、岡山ハートクリニック村上先生や、ひがし循環器の鹿島先生がこられています。みんな、カテーテル開業の大変さを共有できるあるいみ同胞です。カテーテルインテーベンションに特化した心臓血管クリニックとして、みんなのお手本になれるように、そしてそれが患者さんのためになるようにますます、努力をしていきたいと、感じました。

大きな病院であれば、自然と患者さんがきてくれることを当然と思うようになる。そこに大きな落とし穴がありそれに気づいて、いかに患者さんに来てもらえる施設にするか、みんなと知恵をだしあっていきたいです。

2009年6月24日水曜日

明日の朝からCVITです。




座長が明日は2個あり、その隙間で、カテーテルをしないといけません。明日も10件以上の患者さんがまっています。本日も、カテーテル治療が11件になりそうです。

今日は、右冠動脈CTO、LCX CTO、LAD 90%の患者さんが、バイパスをしたくないといって治療をしました。右のCTOは、かなり手こずりましたが、reverse CARTで、ちゃんと治療できました。これで、バイパスしなくても、よくなりました。よかった。そして、今日は、心筋梗塞の方が二人も入院しています。

明日から、土曜日までは、CVITと並行で頑張って業務をします。

2009年6月23日火曜日

朝、いつものように当直して、

朝、看護師さんに起こされて、ムンテラして、朝一番で苫小牧の外来です。帰ってから、外来とカテーテルがあります。僕を頼ってくれた患者さんに、治療などがうまくいって、よかったね。といえる瞬間は、最高にうれしいですね。でも、治療ができないといわれて困っている人がこんなに多かったとは、正直びっくりです。さらに技術を洗練させていかないと。

本日の業務終了。

月曜は、予定の外来にプラス新患者さんがおおくて、110人くらいきました。
カテーテルも、PCI10件、PPI3件です。通常のカテーテルが2人でした。
月曜の患者さんを待たせてしまうのをなんとか、改善しないといけません。ひとりずつ、丁寧にみたいので、どうしても時間がかかります。
でも、ありがたいことです。本当に。今週は、いろんな施設の先生が見学にくるみたいです。

2009年6月20日土曜日

網走に移動して、カテーテル3件治療して、

夕方SCVCで、カテーテル治療を3件します。来週は、CVITがあり、外来やカテーテルがスムーズにできないかもしれません。月曜日から水曜日で一生懸命仕事をしましょう。

CVITは、二つの学会が一つになるという大きな意味のある会です。
僕のカテーテルの恩師である故舟山先生が会長をする予定でした。2年前に、べんちゃんよろしくねと言われたことが思い出されます。
舟山先生は、カテーテル治療を北海道で、初めてに近い状態で広めた先駆者です。カテーテルさばきは、天才的で、理屈で解明しようとする僕に対しては、なかなか理解しがたい先生でした。でも、カテーテルを始めた僕にとっては、国循(NCVC)からかえってきても、いい師匠がいなかったことと、やはり舟山先生がいろんな意味でかっこよかったことから、頭を下げて、弟子入りさせてもらいました。
ということで、、舟山先生がいなければ、僕は間違いなく、東徳洲会には、いかなかったと思います。そてい、いまのSCVCもなかったような気がします。

CVITが始まることで、、僕にとっては、舟山先生が僕に残してくれたものを再認識させてもらって、感謝です。
僕も舟山先生のようにかっこよく、生きたいたいですね。

2009年6月19日金曜日

げんき薬局札幌ハートセンター店

SCVCの前に調剤薬局の札幌ハートセンター店があります。外壁もSCVCと統一したために、コスト高になりましたが、一緒に同じ方向を向く仲間という意味で、薬局名や外壁のイメージがあります。
昨日、開業して1年目にして、札幌ハートセンター店の皆さんと、顔合わせみたい形で、懇親会を行いました。患者さんの治療の一環として、薬の説明を統一してできなければ、いけませんし、患者さんを最後に送り出すところですので、僕にとっては本当に大切なセクションなんですね。やっと、一緒に働けるような雰囲気になり、よかったと思います。
今週は、月曜から、木曜日までで、PCIを40件以上していますので、寝不足ですが、一瞬の迷い、一生の後悔とつぶやきながら、今日は北見にいきます。

クリニックの名前を心臓血管と名付けたほうが、患者さんによりわかりやすいう意味でつけました。そして、英語の略が、SCVCになるのも、気にいってます。
薬局の名前の札幌ハートセンターという名称は、僕の思いが入った名前なんですね。


2009年6月17日水曜日

一瞬の迷い、一生の後悔

おとついにテレビをみていたら、職人の高齢の方が、座右の銘の言葉として、あげていました。
意味は、一瞬の手抜き(迷い)が、一生の後悔につながるので、すべてに手を抜かずにやる意味としています。
僕も、いつもいいますが、人間ですから、このぐらいいいか?めんどくさいと思うこともあります。その迷いが出た時は、必ず、手を抜かずにやることをモットーにしています。みんな同じなんだなーと共感しました。

といいながら、本日のカテーテルも、一瞬も迷うことなく、16件うちPCI12件無事終了です。3時すぎました。迷うことなく、寝ます。

2009年6月16日火曜日

本日は、月曜でした。

外来も90人以上きて、カテーテルも、16人で、うちPCI10件、PPI1件などでした。本日の業務終了ですが、火曜日も14人に入院です。ありがたいです。
今日も、夜間に診てくれないといって、きた人が3人いました。当院では、いつでも24時間みます。それを実現するために、僕の携帯の番号を渡しつづけています。

満床、救急で手がふさがっているなどの、まともな理由で、救急を断る危険性を知らない病院が多いですね。

2009年6月12日金曜日

CTO

本日は、朝からじっくりとCTO研究会で勉強です。やはりマイクロチャンネルですが、ひとつわかったことがあります。

XTなどのテーパードワイヤーがマイクロチャンネルを通過するのは、細いことよりも、その先端の形を1mm以内の小さな曲げが可能であることが重要であるということを発見しました。
通常のワイヤーでは、1mmいないの曲げは物理的に無理です。なんとなく、目からうろこです。

明日もなにか、学びたいです。

学会に呼ばれても自分のところしか参加しない人がおおいですが、せっかくきたので、しっかり勉強しないともったいないです。

CTO研究会です。

朝からPCI6件と、外来90人でなんとか、8時の中部いきにのれました。いま、名古屋で一泊して、朝一番で豊橋にいきます。

CTOの勉強ができます、なにか収穫があることを祈っています。

2009年6月11日木曜日

今日は、午後は、挨拶まわり。

内科系救急告知をとったので、近くの救急隊から挨拶回りをしています。今日も、SCVCに電話頂ければ、どうぞしかいいません。いつ、なんどきでも、救急を受ける旨をつたえてきました。
今日も、カテーテルPCIが10件ありました。明日は、豊橋に勉強しにでかます。カテーテル、外来をしっかり終わらせたいと思います。

今日も、外来で思ったこと。

バイパスをうけた患者さんで、バイパスがつまってきても、もう手がないといってあきらめさせられている人の多いこと。びっくりします。

手をくれになるまえに、予防と治療です。

患者さんと一緒にがんばっていきたいと再度思いました。

2009年6月10日水曜日

本日の業務終了

本日も、遅くまでかかりました。CTO2件あり、8件のPCIをしました。順調に治療できました。明日というか本日は、16件にカテーテル検査などがあります。
感謝です。

2009年6月7日日曜日

日曜です。

昨日は、網走から帰ってから、カテーテル検査2人と治療が3人いました。順調に終了です。その後、爆睡してしまいました。
本日は朝から患者さんへの説明があります。
昨日もカテーテルしてる最中に、2人ほどの救急患者さんがきました。口の中に血の塊ができたとう人と、胸がくるしいという方です。二人とも大したことなく、また、調子がわるければ、いつでもくるようにといいました。
患者さんには、僕の携帯の電話番号を渡しているのですが、僕に悪いと思って多くのかたは、携帯に電話せずに、クリニックに電話をよこします。(ときには、朝まで我慢することもあります。)患者さんは遠慮するものなのです、ですから、最近は、病院にかかってきた電話も僕の携帯に転送するようにしました。
これで、安心でしょう。

患者さんの心理として、夜調子が悪くなったら、本人、家族とも心配になるものです。病気がわるいものがどうかの判定もできませんので、必ず、連絡もしくは、来るようにしてもらっています。そして、本人、家族が心配であれば、一日入院させます。
最近、IC(インフォームド、コンセント)なる説明することが、大切とされています。病気の現実や、事実を説明することが重要しされています。患者さんの説明は、ICよりも昔風のムンテラが大切だと思います。ムンドテラピー(心の治療)という意味です。患者さんの病気の説明も大切ですが、不安に思うことなど、病気を含めた心の葛藤を癒してあげる説明が大切なのです。患者さんの心の悩み、痛みを忘れないようにしていきたいものです。

患者さんは、絶対断らない、それが僕のポリシーです。断る時は、前線から退きます。

2009年6月5日金曜日

アダタラライブ

水曜日の夜に治療後に東京に入り、朝の新幹線で福島にはいって、自分の仕事を二つしつつ、ライブを堪能してきました。せっかくいけたので、しっかり勉強してこないともったいないです。自分のduty部分だけしか参加していないと、進歩が遅くなります。残念なことに、夜に治療が7人もはいったために、最終でSCVCにかえり、本日の朝4時に終了でした。そして、午前中に外来をして、いま、北見にむかうために空港にいます。あしたも、SCVCでPCIが2件ありますので、早めにかえりたいと思います。

アダタラライブのライブは、症例をじっくりとみせてもらえたので、いろいろな細かいところが伝わってきました。症例提示、治療、はい終了、拍手のような見世物ライブでは、得るものがすくないです。
札幌ライブもそうならないように、来た人にとって有意義なものにしたいと思います。

2009年6月3日水曜日

これから、アダタラライブにいきます。

明日朝のセッションで発表のために、PCI5件終了して、8時45分のANAで東京にいきます。また、お勉強しにいきます。今日は、MEの宮本、奥山を先に勉強にいかせました。職員がしっかりと、勉強にいって、刺激をうけて、また仕事をしっかりしてもらう。
職員に対するご褒美をだせるようにしっかり努力していきたいと思います。

そして、今日は循環器の外来をやらしていただけそうなところに挨拶をしてきました。来月から週に一回で外来をさせてもらえます。感謝です。

そして、他にもいろいろと良いお話をいただいています。それも、色々と手助けをしてくれている人からの紹介です。やはり、社会生活において、平等に仲良く仕事をすることが、大切だと感じます。
偉ぶっていると、いい話は絶対もってきてくれません。

いつも思うのですが、去年一度どん底しっていますので、失うものはありません。いまが順調でも、油断しません。
自分のやりたい仕事や、医療をするためにもっともっと、死に物狂いでがんばります。

フライトです。

STARテクニックとは、

それってなにという問い合わせが多いので、かきます。
コロンボ先生が発表したCTOのテクニックのひとつです。
詳細は、ブログにも一部のせていますが、TOPICのセッションでまとめて、症例提示をします。ぜひ、聞きにきてください。

Subintimal TrAcking and Re-entry(STAR) technique is feasible for the recanalization of CTO.
The STAR techniques is currently used to treat CTO, which cannot be approaced with other strategies.
This should really be advised as final resort when other means fail and when a surgical procedure is not possible.
Risk
1.Intentionally creating a false lumen and stenting the false lumen will close off any side branchs in the area and creat infarctsAggessive manipulations with hydrophlic wires definitely cause perforation

文献は、

Original STAR is using guide wire
Treating chronic total occulsions using The STAR technique. CCI2005
Modified STAR is using contrast-guidance
Subintimal Tracking and Re-entry Technique With Contrast Guidance . CCI 2008

2009年6月2日火曜日

本日もたくさんの新患者さんがこられました。

22人の患者さんが来られましたが、かわいそうな患者さんが多かったです。どうして、一緒にがんばりましょうと言ってあげれないのでしょうか?僕は、患者さんが嫌がらない限りは一生付き合っていきます。そして、責任を負う覚悟ができています。

まだまだ、たくさんの患者さんのために役に立てそうです。

がんばりましょう。

2009年6月1日月曜日

かわいそうな患者さん。

昨日の患者さんのなかに、他の病院で、バイパスといわれて、うちにきた患者さんがいます。
冠動脈は2枝で、治療は簡単でしたが、問題は、左のSCAが完全閉塞で、右の腎動脈に90%の狭窄がありました。(高血圧の内服を3剤しています。)、で、もともとそこの病院には、右のSFAのステントでお世話になったそうです。また、左の頸動脈に90%の狭窄がありました。
この状態で、バイパスしていたら、左のITAはつかいものにならないし、手術中に血圧などがあがって大変なことになっていたかもしれません。そして、脳梗塞をおこす可能性も高いのです。

動脈硬化のスクリーニングができないって、怖いと思いました。

頸動脈、腎動脈、末梢血管の動脈硬化のスクリーニングは、エコーとABIで簡単にできます。
怖いですね。

患者さんは、たんにバイパスをしたくないので、うちに来ましたが、これだけのリスクがあれば、誰もバイパスファーストではないでしょう。