札幌ハートセンター

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Dr Fujita's blog. Enjoy it

2010年11月19日金曜日

共存、共栄

win and win 僕の好きな言葉です。SCVCが医療を継続していけるのは、それをサポートしてくれる企業であり、メーカーであり、薬屋さんでもあります。そして、その中の人のおかげでもあります。
お互いに生きていけるように、協力をしあう必要があります。そこに、ビジネスライクな関係よりは、より情のある関係が僕は好きです。お互いに、やっていけるようにフェアーに対等に、協力していける関係をこれからも築きあげていきたいと思います。そのためには、その橋渡しとなる人との人間関係がとても大切だと思います。そのようなことを理解できる企業、人と今後ともお付き合いしていきたいと思います。

利益もあげるとしても、短期的な利益にとらわれず、大きな視野でみることも大切です。患者さんにとって利益があれば、我々の利益が減ってもいいのです。社会全体としての利益はあげっていますし、そのことが、最終的には、どこかで大きな利益となって戻ってきます。
以前、コスト削減と称して、患者さんの食事の材料を削って安く仕入れることを誇らしげにやっている企業がありました。それで、いくらのコストをカットできたと自慢しています。完全に目先の利益を追求した形です。

この場合は、仕入れ業者の利益を削っていくと必ず、いろんな意味で質が落ちます。仕入れ業者さんの利益をちゃんと確保してあげて、よりいい物を一緒になって提供していくという共存、共栄の考えがないこともいけません。業者さんとともに、いいものを患者さんに提供していくという考え方が大切なのです。

医療においては、無駄を省くことは重要です。でも、患者さんに関与する部分の無駄は省かないほうがいいというのが僕の考えです。SCVCでも、患者さんに関係ない部分のコストカットは徹底しています。でも、患者さんの部分に関しては、食事の単価も、産婦人科並の単価に設定しています。おいしい食事を食べてもらいたいからです。食事で利益を追求しなくても、患者さんが食事をおいしいといってくれる。そして、元気になってくれる。そうするとまた、クチコミでひろまっていってくれる。最後には結局そのほうが利益がでます。目先の利益の追求はだめだということです。でも、無駄もだめですけどね。

僕のSCVCに関与する一緒に働く職員、その家族、お付き合いしている企業、その職員、およびその家族すべての人の生活に僕が責任があるのです。やはり、共存共栄、皆に感謝です。


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