札幌ハートセンター

札幌ハートセンター
Dr Fujita's blog. Enjoy it

2011年11月18日金曜日

キャストとして振る舞う

ディズニーランドの職員は、キャストと呼ばれ、職員全員がディズニーランドのなかでは、ディズニーランドの一つとして、振る舞うことになっています。

当院でも、毎回朝礼で、病院にくるとき(家をでるところから)から札幌ハートセンターとしての職員として自覚をもってキャストとして演技をするようにいっています。患者にやさしいキャストであるようにいっています。また、同時に、駐車場から当院まで道路を横断しなければ、ならないのですが、そこもキャストとして横断歩道をつかってしっかりと渡るように指導しています。それは、周りの地域の人々から信用を得るためです。誰もみていないと思って、手を抜いて横断を歩道を使わずに、楽してはいけないといっています。必ず、誰かがみていますし、そして札幌ハートセンターの職員は、社会人としての常識もないと言われます。そして、そんな職員の病院での診察などは受けたくないという評価につながります。

我々の評価は、本来の医療の評価、サブサービスである患者サービスでの評価、それとはまったく関係ない、社会的なマナーなどでの評価があります。

医療界を供給する側の論理では、医療さえしっかりしていればいいと思います。でも、受ける患者さんは、医療の内容はわかりません。くちこみで腕のよさがつたわることもありますが、多くは、あそこのお医者さんはやさしかったとか?看護さんがやさしいという本来の医療外での評価が重要になることが多くあります。医療をサービス業として考える僕としては、この医療外でのサービス向上もミッションの一つだと思っています。多くの病院はまだそこまでは気がついていないと思います。だから、チャンスなのです。

本業も日本一、本業外のサービス、マナーも日本一を目指したいと思います。

これを実現することは難しいことではありません。
職員は、ディズニーランドのキャストのように、良い職員を演じてくれればいいのです。そして素晴らしい札幌ハートセンターという夢を壊さないようにしていきましょう。

7 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

良い職員を演じれば成果があるのでしょうか?  医療外の口コミは、あの先生が良い。看護師さんの笑顔に安心するなどなど良い病院の評判は役者ではなく、どれだけ患者に寄り添い、共有するかと思っています。気持ちのこもらないキャスターは患者は悲しいです。

匿名 さんのコメント...

ロール・プレイング(役割を自発的・創造的に演ずることをロール・プレイングとよぶ)がしっかりできている病院はお客様(患者様)は来院すると思います。
ロール・プレイング(それぞれの役割を演ずること)は病院がこれから生き残って行くために必要なことだと思います。
特に手稲の病院はその教育が必要なんだと思います。
院長先生のことが悪く書かれていましたが、お医者さんってある意味芸能人みたいですね。良くも悪くも話題に上がります。
お医者さんこそ心と体を鍛えなければなりませんね。
ジョギングは続けるべきですよ。

rotaman さんのコメント...

コメントありがとうございます。きもちのこもらないキャストは、大根役者でしょうか?ちゃんと気持ちがこもっているキャストになる必要があります。ディズニーランドのキャストからも、映画の俳優からも我々は感動をもらうことができます。心から演じることが、本物になるのだと思います。がんばります。

心と体を鍛えることは大変重要です。

yuzu さんのコメント...

藤田先生お疲れ様です。
ディズニーランドへ行った人は、職員の対応が見事だと言います。
私もディズニーについて書かれた本を何冊か読みましたが、これは素晴らしいと思いました。
人を相手にする仕事、特に病気の人や高齢者には言動を充分注意しなければなりません。
本当に些細な事で傷つけてしまいます。
難しく考える事はないと思います。
相手の辛さや苦しさをわかってあげて、気持ちに寄り添えることが一番大切だと思っています。
忙しくて余裕がなくなり、無理だといわれればそればでですが、その道のプロならできないとは言うほうが恥ずかしいでしょうね。
社会人としてのマナーは個人差がありますが、本人がより向上していこうとするとクリアできる問題だと思います。
研修などでよく使われる交流分析のエゴグラムは、その人の性格が良くわかります。
気分で気が付かない本当の自分が見えてきて面白いです。
ロール・プレイングは、仕事でも何にでも大変役に立ちます

匿名 さんのコメント...

ロールプレイングも大切ですが   医療現場ではファシリテータの存在が不可欠だと思います。

匿名 さんのコメント...

「演じる」だけでは相手に心は通じないと思います。その人の家族や彼氏、彼女の立場になれば、「演じる」のではなく自然に気持ちのこもった対応ができて相手に気持ちが通じて初めて評価されるにではないでしょうか?
「演じる」だけの対応では痛み苦しむ患者、その家族は悲しいと思います。

rotaman さんのコメント...

コメントありがとうございます。ファシリテータという言葉が勉強になりました。

演じられてては、いやだという患者さんの思いはよく理解できますよ。心のこもったサービスをするための方法として演じるという表現をつかったのです。本物のサービス人にちかづくための方法なのです。それをロールプレーイングということも、勉強になりました。
なるほなるほどです。