札幌ハートセンター

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Dr Fujita's blog. Enjoy it

2012年1月24日火曜日

心臓外科医とやはり、視点が違い面白い

微妙な症例は、心臓外科の先生とカテーテル室で話をすることが多いのですが、いろいろと視点の違いから、勉強になることが多いです。
1)CTOなどのレトロのseptalからの治療について、septalという大切な血管にワイヤーや、コルセアをいれて血管に障害をおこすことに抵抗があるという意見。確かにという感じです。
2)心不全を起こしている弁疾患について、T弁、M弁、A弁とも、ものすごく形成に対する意識が強く、そのレベルは僕らが、弁置換という概念で患者を手術にまわすと、心機能の低下からあまりよくないことの可能性がある。
3)LITA RITAの動脈グラフトをいかにそのまま剥離して、そのまま血管につなげることが重要か?そしてITAには、ワイヤーもいれて欲しくないということ、これは、僕もITAバイパスは最強の血行再建であり、余計なこと(コンポジットなど)をして、バイパスを詰まらせたりする手技に、疑問がありましたが、同意見であり、安心。

心機能などに対する考えかたが、大変勉強になり、毎日が楽しくて仕方がありません。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

素晴らしい人生ですね。肖りたいものです。

rotaman さんのコメント...

ありがとうございます。あきらめずに努力をしたことと、みんなの力のおかげでやってこれました。僕もありがたいと本当に思っています。そして、感謝もしています。