札幌ハートセンター

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Dr Fujita's blog. Enjoy it

2012年6月16日土曜日

CTO

今回は、落合先生のレトロチャンネルの蛇行にシオンが追従という話と、ある特徴をもって蛇行しているという話もよかったですが、コルセアからのtip injectionからのレトロチャンネルの分離がいままでみたことがないほど、奥で造影しているのです。
落合先生を捕まえて、聞いたところ、やはりバックフローの確認はしていないそうです。その場所ではどんなに待ってもバックフローがないので、もっと引いた位置での、造影しかみたことがなかったので、とても新鮮でした。

そして、そのような奥でisolationされた造影の情報からシオンが強い先端カーブとともに、理論どうり通過することがわかりともて、収穫が得られました。

ただ、逆血の確認なしで先端造影が可能になった理由は、落合先生いわく、フィルダーなどのワイヤーとつかっていたころは、造影で穴があくことがあったが、シオンで丁寧にするとそれが起きにくいし、最初の造影はゆっくりするそうです。

CTOクラブのなかで、一番の収穫でした。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

丁寧に操作したSionならば血管外という可能性が少ない、ということでしょうか。

rotaman さんのコメント...

シオンは、コイルワイヤーのハイドロコートですから、すべりますが、枝にはいりにくく、かい離はつくりますが、小さなマイクロチャンネルを枝にはいらずにすすみます。逆にXTRとかfildeFCは、ちいさな枝に入りやすく、穿孔の危険性は高いです。血管外にでることはよほど、ばかなことをしない限りは、ありません。

血管外にでるワイヤーは、原則taperdワイヤーです。

匿名 さんのコメント...

よくわかりました。丁寧な解説をありがとうございました。