札幌ハートセンター

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Dr Fujita's blog. Enjoy it

2012年8月31日金曜日

総合的な判断による治療

当たり前ですが、患者さんの状態により治療方法は大きく変わってきます。それは、治療の内容であり、どこまで治療するかであり、何年その治療を保証すればいいか?などです。
長期成績がいいからという言葉でも、通常であれば、一年ぐらいの成績です。よくて5−10年くらいです。その間に治療方法が劇的にかわるかもしらないし、患者の状態が大きくかわるかもしれません。

患者さんの治療を考えるときには、僕は一生のお付き合いの気持ちで治療を提供します。それは、24時間の対応を含めてです。良し悪しは別として医師がどの程度の覚悟で患者さんと付き合うかにより、提供できる治療は自ずと変わってくると思います。侵襲的な治療をするにも関わるず、24時間対応ができない施設は、無責任だと思いますし、それであれば、そのような治療はしないほうが責任があると思います。

このような考えで、僕は患者さんと向き合っていますので、他の病院でその患者さんが内服をもらったり、検査を受けたことについて色々聞かれても、その他の病院の先生が責任をもってやっていることだと思っているので、基本的には、ノーコメントにしています。まして、批判など絶対しません。
施設により治療方法は当然変わってきます。それは患者さんの状況、医療を提供する側の状況で治療方法が違って当然ですし、それについての責任もその施設が背負っていると思っていますので、詳細も知らずに、コメントができるわけがありません。

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