札幌ハートセンター

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2012年11月6日火曜日

本日ロシアの方のCTOをPCIしました。

人間ドックの1万500円でCTをして、LADのCTOがあります。ロシアでは治療をしたくないとのことで、バイパスか?PCIということになりました。内服も希望されました。
PCIに関しては、実費という形で治療しています。すべて自費です。

CAGでは、LADの#7にCTOあり、RCAおよびLADのsepから、コラテラルが来ています。8frシース一本で、対側造影の右を造影して、左はJL3.5 8frで治療を開始です。コルセアおよびサンプルのXTAで治療を開始、ワイヤーはCTOに入っていきましたが、LADのCTO部分は、DXとの分岐部であり、LADおよびDXとも解離で入っていきません。GAIA1stでDXに抜けることができました。コルセアで通過後に、IVUSでLADの分岐部を確認しています。石灰化からLADがあったのですが、クルセードを使用して、DXからLADにGAIA1stを操作しましたが、最初に作った解離しか入りません。ここで、GAIA2ndではなく、Konq proを選択して、GAIAと同様の操作でLADにpenetrationできています。その後トラッピング用の2.0mmのバルーンでLADおよびDxをPOBAをして、Nobori2.5/24を奥を8ATMで一分拡張後に手前を20ATM ステントのエッジを24ATMで拡大しています。IVUSで良好な拡張で終了をしています。

ワイヤーシオンブルー2本、GAIA 1本、Konq pro1本、XTAサンプル
ガイドカテーテル1本、シース1本、右の診断カテーテル1本、
バルーン1本、ステント1本、IVUS1本で終了です。

節約をした部分、造影剤、対側造影のシース、左冠動脈の造影カテーテル、バルーン、GAIA2nd,などです。いつも以上に気を使いました。

保険で治療ができるとレトロとか、色々と治療が可能ですが、とてつもなくお金がかかるので、今回はアンテから治療をしっかりさせてもらいました。

今回学んだこと。
GAIAの操作をkonqに用いることが、とてつもなく、アンテの成功率をあげる。アンテから不用意な解離をつくらず、reentryしやすい。

日本の保険制度は素晴らしいと思いました。

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