札幌ハートセンター

札幌ハートセンター

2012年8月31日金曜日

総合的な判断による治療

当たり前ですが、患者さんの状態により治療方法は大きく変わってきます。それは、治療の内容であり、どこまで治療するかであり、何年その治療を保証すればいいか?などです。
長期成績がいいからという言葉でも、通常であれば、一年ぐらいの成績です。よくて5−10年くらいです。その間に治療方法が劇的にかわるかもしらないし、患者の状態が大きくかわるかもしれません。

患者さんの治療を考えるときには、僕は一生のお付き合いの気持ちで治療を提供します。それは、24時間の対応を含めてです。良し悪しは別として医師がどの程度の覚悟で患者さんと付き合うかにより、提供できる治療は自ずと変わってくると思います。侵襲的な治療をするにも関わるず、24時間対応ができない施設は、無責任だと思いますし、それであれば、そのような治療はしないほうが責任があると思います。

このような考えで、僕は患者さんと向き合っていますので、他の病院でその患者さんが内服をもらったり、検査を受けたことについて色々聞かれても、その他の病院の先生が責任をもってやっていることだと思っているので、基本的には、ノーコメントにしています。まして、批判など絶対しません。
施設により治療方法は当然変わってきます。それは患者さんの状況、医療を提供する側の状況で治療方法が違って当然ですし、それについての責任もその施設が背負っていると思っていますので、詳細も知らずに、コメントができるわけがありません。

2012年8月29日水曜日

加藤先生のCTO

本日は2例。

一例は、右のCTO例、SEP LCX AC  PLからのコラテラルあり、ただし、通過は厳しい症例。
アンテからIVUSガイドでNew 3G wireで見事通過して、終了。

2例目は右のcTOも石灰化あり、アンテからは、falseしか入らず、ivusガイドも厳しく、レトロもLCXAC  sepをトライも通過せず、またアンテからIVUSguideで、コンクエスト12Gを大きくまげて、IVUSガイドにワイヤーが通過して、その後はシオンブラックで通過して終了。

本日のコラテラルのワイヤー選択で、tip injecttionで、チャンネルが細くはっきりしないときは、ハイドロフィリックの先端の柔らかい14システムがいいだろうとの考えでした。

やはり、XTRなどでは余計な枝に迷入しやすく、これを選択するのはlast resort という考え方。

そのようなコラテラルチャンネルの余計な枝の迷入予防には、sionや、sion blueが一番よい。ただし、チャンネルが細くなったり、コルクスクリューになるとワイヤーの滑りの良さも必要になるので、ハイドロフィリックも有効だということです。

いわゆるseptal surfingは、プロのやる仕事ではないということです。

2012年8月28日火曜日

職員を大切にする。

海賊になった男の出光さんは、経営がくるしくなっても職員の馘首はしませんでした。その理由はひとつ、職員は家族だからだそうです。ですから、出勤簿もないそうです。会社がくるしくなったら、経営者が最初に苦しむべきであるという姿勢です。最後まで、職員を守ることが重要と再認識しました。

そして、家族同様に大切にされる職員は、一生懸命に働いてくれます。

月9の日向徹という主人公がいますが、彼も職員のために働きやすい机や、職場環境をつくったといっています。

職員を家族と同様に大切にするという当院の方針は正しいと再認識しました。

あまり関係ありませんが、月9の日向徹は、自分の作った会社を解雇されました。久しぶりに惚れる主人公です。来週のドラマが楽しみです。

経営者目線でみる、日向徹の発言、考え方は、とてもいいと思っています。


2012年8月25日土曜日

海賊と呼ばれた男

永遠の0の作者の百田さんの本です。永遠のゼロも、主人公が男気あふれる古きよき日本人でしたが、今回の出光さんを主人公にしたこの本も、主人公は、仁義礼智信をわきまえた男気ある日本人として描かれています。その対極にある人物像として、役所の人間や、既得権益の人が描かれています。多くの日本人は、既得権益派でしょうが、僕はもともと経歴もすべてアウトローです。

この主人公の生き方は、僕の理想的な生き方ですが、やはりいろんな障害にあいながら、妥協せず、苦しみながら事を為すのをみて、素晴らしいとおもいます。僕も、前病院時代から、開業時、そして今も、いろんな形での障害が出てきています。それをバネにしてここまで大きくなれたという意味で、大変感謝をしています。

これからも、周りに迷惑を多少かけながら、ほどほどに痛快な生き方をしていきます。

短い人生、好きなように目的を持っていきないと損ですね。

組織とは、

組織にはいったからには、その組織の方針に従う必要があるし、それをしたくなければ、トップになるか?辞めることが必要です。

組織のなかで仕組みをつくることは、色々な妥協が必要になります。ただ、正しい方向に向いていれば、必ずいい結果が伴います。ここでいう正しい方向とは、私利私欲ではないことが大切なのです。

仕組みを作る上で、重要なことは、その仕組を中でのリーダーが尊敬されなければいけません。尊敬されることは、難しいことではありません。人柄が良い、性格が良い、誰よりも一生懸命働く、妥協をしない。嘘をつかない。などの簡単な条件が、入っていれば、尊敬されます。そして、その仕組は、みんなのため、会社のため、地域のため、社会のためになるように作っていくのです。

リーダーは、目標をしっかり持ち、それ以上の夢、希望、ロマンを持ち、明るく前向きにがんばるだけで、結果がついてきます。

でも、会社のトップにそれを理解する能力がなければ、すべてうまくいきません。そのような会社は、嫉妬、妬みで、お互いに潰し合います。

そうならないように気をつけないといけないし、そのような会社にいると気づいたら、すぐに辞めるべきです。

2012年8月23日木曜日

来年の日循のCABG vs PCI

のセッションに、外科とシナジーをもってやる内科として、道井院長先生と一緒に参加することになりました。

内科側から外科にCABGを積極的の送る施設と認められたと思います。

PCIができないからCABGではなく、CABGの方が10年、20年先がいいからという理由で勧めています。

外科医と内科医でお互いに信頼するための原則として、以下のことを守っています。
LITA RITA GEAというグラフトをいかにちゃんとつなげてもらうかも、ディスカッションします。
ICUから退出時に、グラフト造影をして、それを翌日朝の外科内科カンファレンスにだして、検討します。
CT、エコーで外科適応があれば、主治医の意向関係なく検討をします。
心カテーテルの患者さんで、TVD, LMT  LAD OSは、必ず外科との検討でカテーテル中に治療方針を決定します。
患者さんの意向でバイパスではなくPCIになった症例も必ず翌日のカンファレンスに出して、報告をします。

我々内科は患者さんのゲートキーパーであるので、すべての患者さんを包み隠さず外科医に報告をします。お互いに信頼が得られるための最低条件だと思っています。

僕の理想は、札幌ハートセンターに治療に来られた人が、最高の治療を外科、内科関係なく受けることができる施設にしていきたいと思っていますし、それに近づいてきていると思います。

外科にかかったらバイパスで、内科にかかったらPCIとなっては意味がありません。

このような外科治療もPCIと同様に患者さんにすすめるための最低条件は、外科医の腕が重要です。PCIと同様、外科のバイパスもほぼ100%の開存と高いクオリティの吻合ができなければ、PCIと同じ土俵には上がれないので、外科医の力量が問われます。


2012年8月21日火曜日

2012年8月20日月曜日

仁義礼智信

これをもっとーに仕事をさせてもらっています。以前にも、ありましたが、循環器の外来が困ったいるので、助けてくれないかといわれ、患者さんのためにお手伝いをしましょうということになっていました。しかし、いわゆる大人の事情なのでしょうか?突然の外来のストップのお話です。この話があるまえにも、以前人手が足りない状況でも、なんとかやりくりをして外来をやっていた施設がありましたが、それも、突然の大人の事情でストップです。

患者さんをずーとみている我々としては、患者さんに申し訳なく思っています。

民主党もそうですが、約束は上が変わっても、守ってもらいたいです。

以上ボヤキでした。

2012年8月17日金曜日

第2回焼肉パーティー

新病棟の屋上は、焼肉パーティーができるようにしています。道井院長の強い希望です。


本日第2回目が行われました。

職員が仲良く仕事ができるようにするための一つの方法です。

Flexvision



3つのカテーテル室すべてがflexvisionになりました。もともと、開業時には、一つのカテーテル室しかなく、それもシングルプレーンでした。そのFD10がバージョンアップです。これで、最高の画質で検査、治療ができます。

第1から3までのカテーテル室の写真です。

かっこいいです。

プレジデントに掲載

医師がえらぶドクターという特集で、今月号のプレジデントに道井先生と僕が載っています。
嬉しかったことは、
1)薬屋さんがわざわざ本をもってきてくれて、本日教えてくれたこと
2)道井先生が載ったこと
3)札幌ハートセンターとして載っていること。
4)医師が選ぶという内容で載ったこと


です。ありがたいです。

2012年8月13日月曜日

むらもと循環器内科

もともと、医局に入らず、すべての病気がみれるような医者になりたくて徳洲会にはいり、それから、いろんな縁によりいまの循環器をやっていますが、そのなかで、知り合った数すくない僕の友達であり、よき理解者の村元先生が9月に新さっぽろで開業します。

先週の土曜日に3週間ぶりのすすきのでのお寿司でした。話も盛り上がり、今後の活躍にエールをおくりました。

ビル内開業クリニックですが、自分で借金を背負いやっていく、大変さは僕もわかるのでいまが、大変だと思いますが、この経験が必ずいい方向に向くので、また会うのが楽しみです。

2012年8月11日土曜日

考えさせられる。

昨日ついに、消費税法案が通過しました。増税が確定したわけです。野田総理は、本日の新聞などの報道では、増収分は福祉に全額回すといっています。4年間は増税をしない、無駄を省いてから増税をするなどと、言っていたにもかかわらず、状況がかわり増税をした。そうすると、消費税が平成14年から上がるころには、総理も変わっており、上がった分を本当に福祉に回せるのだろうか?ばらまきが始まるのではないでしょうか?

などと、言ったことを守れない人が言う言葉だから、当然信用できない。でも、次期衆議院選挙で、しっかりと審判を浴びる覚悟があるだけよしとしましょう。

朝令暮改は、改革して前に進むためには、必要ですが、これはそれとは違うとおもいます。ぼやきでした。

2012年8月10日金曜日

若年者の膝下動脈の閉塞

本日、他病院で治療を試みるも、うまくできないために、北見の北星脳神経心血管内科病院に紹介になっています。
CTAでは、閉塞血管がわかるために治療を試みました。病変は固くtrue finder superhard で入り口を通過させてその後にマイクロカテーテルを挿入するも、病変は固く通過できず、その硬いワイヤーで操作して、なんとかマイクロカテーテルがはいり、XTRで通過させるもマイクロカテーテルが通過せず、コルセアで途中まで通過、XTRは閉塞部末端までいきましたが、あきらかにずれているために、2.0mmのバルーンで拡張後にIVUS施行。CTOは血管内もそこから10mm進んだところから血管外にいっていることが判明したために、IVUSガイドでtrueをコンクエストで通過させたが、CTO途中のside branchにXTRが通過したために、そこから再度IVUSガイドで本幹に入れ直して、XTRで通過させて、IVUSでtrueにあることを確認して、マイクロカテーテルをいれて、最後にtrue finderで通過させて、6mmPOBAで成功しました。

IVUSガイドで2回とりなおして、成功させた症例です。

終了後に母さんが、よかった。本当によかった。という心の叫びに似た歓喜の声を上げていたので、よかったと思いました。

腰がいたかったけど、治療がうまくいってよかったです。

気配り

本日、ヘルニアを患ってから、術後2週間目で釧路の外来にきています。タクシー移動がきついので、アルファードでの移動の手配をしてもらい、釧路三慈会病院では歩行器まで用意をしてもらいました。

それ以上に待機部屋にはいると、冷蔵庫の表面に、おめでとうございます。の手作りの文字や、飾りがはられていました。そして中には、ダイエットコーラが多数。

三慈会病院の秘書の菖蒲田さんの配慮です。

このような気配りに久しぶりに感動しました。


このような配慮ができる人であり、このような配慮をさせてあげる病院の仕組みなど、素晴らしいの一言です。

2012年8月8日水曜日

目標

循環器内科と心臓血管外科とコメディカルによるハートチームが最高のスペックを有すること。

これが目標です。心臓カテーテル治療、心臓外科手術両者とも、北海道で一番の症例数をやらしてもらっています。今後は、そこから、不整脈治療、ICD CRTDなどのリズムセンターとして構築をしていきたいと思っています。そして、心臓リハビリテーションにの力をいれていってます。

心臓カテーテル治療、心臓外科治療、不整脈治療、心臓リハビリテーションの4本柱でシステムを構築していく必要があります。各々も独立して研鑽を積む必要があります。

とくに不整脈は今後心房細動という脳梗塞のリスクや、胸痛などの症状をおこす病気であり、PAf CAFまでの治療のニーズは間違いなく今後増えていきます。リズムセンターとして、別棟を建てたいと思うくらいです。

来るべきTAVI, CRTD ICD, rota ,laser治療、リードレーザー抜去などすべてを最高のスペックで扱える施設にしていきます。

そのためには、ヤル気のある医師、看護師、コメディカル、事務、すべての職種を募集しています。

私の腰の主治医

円山整形外科の小熊先生です。円山整形で一番外来が混んでいるみたいです。笑顔と優しさがそうさせるのでしょうか?でも、医療的本質の顕微鏡を使用した低侵襲手術を得意としています。特徴は、内視鏡手術とほぼ、おなじ傷の小ささですが、進行したヘルニアや、より幅広病気に内視鏡より対応ができる手術法です。顕微鏡が高いので、どこでもやっている手術ではないそうです。僕自体は、術後の回復もとてもいいのですが、無理をしないようにしていますので、あと2週間は安静です。

小熊先生のオフィシャルサイトです。

http://www.ogumahiroshi.com/

2012年8月5日日曜日

医療講演がなぜ、必要か?

自分が病気にならないと、病院にかかることはないと思います。また、病気になるまえに、手をうつことが可能な病気もあります。

とくに心臓突然死を含めた、心臓病は、その意味がとてもあると思っています。そのために心血管ドックを10500円で提供しています。

ただ、病院のなかで宣伝しても効果は少なく、テレビで宣伝しても、効果は持続しません。やはり、そのことを理解してもらわないといけません。老人クラブなどの会合に参加させてもらって医療講演をさせてもらえれば、その効果はあると信じています。どんどん医療講演ができるように営業してもらわないといけません。

病院業務が多忙につき、医療講演がおろそかになっていたような気がします。今週2回つづけて、手稲地区の老人会で講演させてもらって、感じました。もっと、もっとやらなければいけません。

患者さんに支持される施設になるためには、いろんな努力が各方面で必要です。それが接遇でもあり、医療講演なのです。だまって病院にいって、くる患者さんだけをみていては、支持される施設にはなれません。

2012年8月4日土曜日

人を慮る

人を慮ることができれば、相手がいまどう感じているか?どうしたら嫌な思いをしないですむか?などと、想像力を常に働かせて人を接することが、とても大切です。

それは、相手から嫌われないこともありますが、さらにその上の好かれるためにも、必要なことだと思います。

それを常に維持するためには、いつもそれを意識しないといけませんし、自分に余裕がなくなると相手を慮ることなんかできなくなる可能性が高いです。

自分さえよければ、良いという感じでは、接客業は成り立ちません。常に、相手を慮ることを意識する必要があります。そして、それができるようになってくるとその上の心をこめてという行為に行き着くのだと思います。相手を思いやり、心をこめて人に接することができるよう常に努力が必要です。最初からこれができている人は、キリスト様くらいではないでしょうか?煩悩のある人ですからこそ、努力が必要なのです。最初は、真似でもいいのです。それがいつか本物になります。

2012年8月3日金曜日

心ドックで突然死予防

他の病院から心電図異常のみで、ご紹介、いつものようになにもないと思ってCTをとると重症病変でした。カテーテルでも同様の所見でした。

このまま発見できなければ、最悪突然死も十分に考えられます。PCIがこれだけ普及しても心臓死がへらない状況には、冠動脈狭窄の重症度と心筋梗塞などの関連がすくないこともありますが、やはり症状がでにくい人も多くいます。それを早期に発見して早期に加療、予防することがとても、大切だと思っています。

それを確信した症例でした。心血管ドック10500円広めます。

2012年8月2日木曜日

患者さん優先

患者さんにちゃんとこちらの指示を聞いてもらうために、ちゃんと言うことを聞かなければ、責任もとれないし、今後診察は一切しません。

と脅すことはたまにします。でも、本当に診察をしないということはしませんし、できれば、反省してもらえればいいと思っています。それが本音です。

でも、それを自分のいうことが聞けない、自分の知らないところで治療を受けてきたら、今後一切診察をしませんと拒否をされて困っているという患者さんから相談を受けました。

本当に診察拒否しちゃだめですね。

2012年8月1日水曜日

びっくりです。

某病院から、電話があり、一ヶ月まえに胸痛もあり、精査目的で家族の希望で転院してきた患者さんがいました。FFRも低下あり、PCIをしています。その後も胸痛がありましたが、ワイパックスで改善していました。経過が複雑のために開業医の先生に通院のお願いの手紙を書いたのですが、見れないということで、某病院に通院して、その後に胸痛があり、本日その病院に入院になっています。そこの先生からの電話で、そちらでPCIをしているので、当方のほうで責任をもってみてくれないとワイパックスで効果あるような胸痛は当院がみる筋ではないような旨の電話がきました。たびたび救急車で来られても、困るという電話です。その方は遠方なので当院でみてあげることができないので、開業医に紹介したのでした。

虚血を伴わない胸痛は、救急車来られても困るというニュアンスで、PCIしたのだから、当方で管理すべきという話です。当院の100km以上離れているのに、どうしろというのでしょうか?患者の症状をとってあげるそれが、虚血でなくても、安定剤でしっかりと安心させて治してあげたいと思わないのか?そして、医療は持ちつ持たれつなので、いまから救急車で迎えに来い?という言い草、久しぶりにあきれて頭に来ました。

こんな医者が大病院で循環器を診ているのだから、あきれてものがいえません。