札幌ハートセンター

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Dr Fujita's blog. Enjoy it

2013年2月15日金曜日

冠動脈cTAの当院のつくりかた

年間8000件の冠動脈CTAは、かぎりなくCAGに近いクオリティでださせます。

現実には、他の施設では64列でとったとしても、正常冠動脈の人は簡単ですが、石灰化や、ステントがはいっていたり、CABG後になると、なんだかわからない画像しかでないのが、現実で医者としては、結局CAGしないといけなくなります。

僕らは、絶対にカテーテル検査はしないという強い思いで、診療放射線技師とともに、画像を作り上げてきました。どこにも、負けません。

提示される画像は、CAGを対比できるようにアンジオに近い像をださせます。






また、狭窄か?アーチファクトがわかるようにコメントしてもらい、狭窄であれば、QCAのようなMLDを記載させます。

動画は、よくある石灰化があると狭窄が判定できないというケースですが、この症例は高度石灰化がありますが、狭窄ないのがよくわかります。

9 件のコメント:

yuzu さんのコメント...

藤田先生お疲れ様です。
今日は鵜野先生の外来でした。
朝早くいったので、待合室はさほど込んだ状態ではなかったので、今日はあまり時間はかからないかなと思ったのですが、心電図をとる時検査室のほうに行ってビックリ!
周辺に椅子にはたくさんの患者さんがいらっしゃいました。
その後まもなく待合室も満杯になりました。
隣のに座っていた方が「何時から待っているのですか?」と声をかけてきました。
その方も鵜野先生の患者さんのようでした。
8時45分頃ですと答えると、その方は9時過ぎらしく、早い人は7時台に来ているそうですと話されました。
会計を終わると、13時過ぎていました。

鵜野先生が4月から常勤になられたら、少しは待ち時間も緩和されるかもしれませんね。



rotaman さんのコメント...

4月からは、鵜野の外来は、週に3コマ以上SCVCであると思います。いままで、待たせていたのが、改善できますが、5月以降は、病院にもなり、藤田、道井、鵜野の三強揃いでの外来や入院がやりくりできるか?楽しみながら、悩んでいます。
患者さんを絶対断らない。これを守っていきます。

匿名 さんのコメント...

上記の話の流れですと、4月から鵜野先生の外来が増え診察の待ち時間は短縮されても、検査の人員や機械(心電図やエコーなど)が増えなければ、結局検査では長時間待たされて、結局
トータルでの待ち時間はさほど短縮されないのではないかと感じますが、どうでしょうか?

rotaman さんのコメント...

エコーの機械は3台新規で購入します。検査時間が短くなるように努力をしていきます。

匿名 さんのコメント...

いつも興味深く拝見しています。
MDCTについて1つ質問があります。
良好に画像を得るメインファクターは、撮影条件でしょうか?それとも再構築した後のMPRなどでの条件設定(ゲインなど)でしょうか?
私どもの施設では、VR作成から医師の仕事です。
羨ましい限りです。
またもし可能であれば貴院見学も可能でしょうか?

rotaman さんのコメント...

放射線技師に確認しておきます。当院の見学はいつでも、どうぞ、
札幌ハートセンターは、医者が医者でなければ、できない仕事以外は、すべてコメディカルに責任をもってやらせています。CTもそうです。読み間違えたら、徹底的に原因を追求します。

rt さんのコメント...

返信遅くなりました。ありがとうございます。CTの画像参考になりました。たしかにクオリティの高い画像ですね。
1件あたりの画像解析の時間はどのくらいかけてるのでしょうか?
またCTのメーカーやワークステーションのメーカーでも画像のクオリティは変わるのでしょうか?フィリップスを使っているようですが、決め手は何ですか?

SCVC RT 佐々木 さんのコメント...

札幌心臓血管クリニック放射線技師 佐々木と申します。
匿名様、良好な画像というとやはり撮影時ファクターに由来するものと考えております。冠動脈においては安定し低い心拍、しっかりした息止めや、造影効果、線量などがあるかと思いますが、実際の患者様においては必ずしも最適になるわけではないと思います。ですので心電図編集や最適心位相を探し、時には複数の心位相で評価する様にしております。必ずしも良好な画像でなくてもその患者様にとって意味のある検査を目指しております。
rt様、画像処理の時間ですが、正直さまざまです。早い方は15分程度からかかる場合は1時間近くかかる場合もあります。ほとんどは30以内で終わる程度です。VRはほぼ作成しておりません。ただし、CABG術後などに関しては患者様が見やすいようにVRを作成している現状にあります。やはり1日に30~40件の冠動脈CTがあるので画像処理のスループットを考慮した処理内容にしているつもりです。CT装置はPHILIPSでワークステーションはPHILIPSとAZEを使用しております。すべてを使用したことがあるわけではないですが、CT装置によってローコンの見え方が異なりますので、わたくしも最初はplaqueの印象が他機種とは異なり、underestimateやoverestimateが今以上に多かったと思います。しかしCAGによるフィードバックがあり現在に至っていると考えております。現在もQCAはCTを行っているわたくしたちの業務として反省しております。CTに関してはわたくしが簡単に語れるようなものではありませんが、日々勉強し、より良い検査を目指しております。

匿名 さんのコメント...

やはり撮影条件大事ですよね。SCVCのハイクウォリティな画像はそうした最適心位相のご判断などによるところがあるのですね。

VRを作成すると患者さんにとっては確かにわかりやすいのですが、時間がかかることが難点です。同感です。。

また明日から頑張ります。ありがとうございました。