札幌ハートセンター

札幌ハートセンター
Dr Fujita's blog. Enjoy it

2013年10月30日水曜日

帰国

予定より一日早く帰ってきました。

聞きたかったBVS、LMTの座学も聞きましたし、なによりもネットでTCTの情報や、スライドをみることがでるので、帰ってきました。

以前は、海外にいかなければ手にはいらなかった情報が、ネットで簡単にそれも、使用したスライドや、発表もネットでみれます。大変いい時代になりました。
TCTMDで、スライドはみれます。TCTのAPPでliveも見れます。

鹿島、金子は金曜日まで勉強してもらいます。

日本という国

村社会の歴史がながく、みんな平等にが原則。ですから、出る杭は打たれるが日本には徹底してあります。
みのもんたさんや、ホリエモン、村上ファンドの村上さんなど、努力をして上までいって、最後は、マスコミにけちょんけちょんにされています。それを、皆もおもしろおかしくみます。

怖いと思います。一生懸命努力して上に上げった人を素直に喜べるような世界にしたいものです。

一方のこのような社会構造が、相手を思いやるなどの日本にしかない高い人間性を高めているのも事実です。

いいとこを学び、悪いところを反省しないといけません。

2013年10月29日火曜日

僕がいなくても、18人もの新規患者さんが来られました。

月曜日は、17人、火曜日は18人の新規の患者さんが受診してきています。

的確に、診察をしてくれました。自分がいない時でも、ちゃんといつものように病院が回ってくれることがとても、嬉しく思います。どうして、それが把握できているのか?それは、新規の患者さんの経過や、入院患者さんの経過が、MC達の詳細な報告がメールであり、大変助かっています。
この詳細な報告により、僕がいないときでも的確に診療をしているかのチェックにもなり、必要であれば僕から再度患者さんに電話することもあります。また、患者さんが不満を持って帰っていないかのチェックもとても、重要です。

新規の患者さんはとくに、SCVCが初めてだと、その時間のかかりようにびっくりすることが多いので、ちゃんと説明をしないと不満をもたせる要因になります。僕は一人の患者さんも不満を持たせたくないので、そこもチェックをしています。

職員に感謝、感謝です。

SYNTAX

PCIをするものとしては、この言葉とその5年データーをもとに、エビデンスを構築しています。ただし、ステントがすでに古いことなどの問題もありますが、SYNTAXの施設間でのPCIとCABGのMACEの差がこんなに激しいとは。。。。

やはり、上手なCABGや上手はPCIのデーターでないと、平均的なデーターのエビデンスって。。。。。。

TCT日曜日、月曜日と参加

朝からずーと、自分の今の興味のある、BVSとLMTと、TAVIを話を聞いています。明日からは、ライブもありますが、あまり興味のあるところがなそそう。
そして、今日までのスライドがTCTMDでみれて、ダウンロードも可能です。勉強になります。

重要なポイントは話を聞かないとわかりませんが、スライドみていても、中身がよくわかるので、以前ほど学会にくるメリットはすくなくなったと痛感します。IT革命ですね。
BVSはいかにステントを壊さないように植え込みかが、重要です。よくみるためには、OCTが活躍しそうです。

夕方は、金子先生とまた、蟹にいってしまいました。完全に中毒ですかね。

2013年10月28日月曜日

crustacean sanfrancisco

以前テレビで、阪神の金本さんが、わざわざこのカニを食べにきているのをみて、皆できてみました。
前菜を頼んだところ、薄ぺらい味で、まずいそのものでした。
しかし、エビとカニは、ガーリックと、黒胡椒が絶妙で、さすが40年続いている旨さです。以前は、アメリカにいっても、旨いものを食べた記憶がなかったのですが、最近はニューヨークを中心に、料理が旨くなったようが気がします。それとも、行ける店の格があがったのだろうか?

SCVCでの業務のなかでは、朝から夜まで皆忙しく働いているので、ゆっくりと食事しながら話すことができません。今回は、鹿島先生、金子先生が一緒にきています。夜の食事は一緒に食べます。そして色々な話をします。
僕は、朝から学会にすべて参加しますが、部下の先生は、半分息抜きも兼ねさせていますので、自由行動を多めにいれされています。

当院では、ドクターは、年に一回の海外出張でリフレッシュしてもらいたいと思っています。

TCT2013 in SFO

日曜から参加しています。今回の目的は、BVSの勉強と、TAVIの勉強です。

Low flow Low gradient ASよくわかりました。

あとBVSは、分岐部に置くときは、mini KBTを5気圧でしないと、それ以上の圧では、スキャフォルドが壊れやすいそうです。金属のステントとはちがった注意が必要です。

また、BVS治療後にBVSが消失したあとに、内膜が改善してさらにMLDが大きくなるデーターにはびっくりしました。

とてつもなく、いいBVSです。期待できます。

明日も、LMT TAVI 明後日は、PTSM とライブとBVSの勉強です。

2013年10月26日土曜日

昨日は、外来が180人超です。

今月は、いつもよりも、さらに患者さんが沢山こられています。胸痛がある方、いろんな悩みの方が来られます。

多くは、友人からの紹介が多い感じです。口コミでしょうか?
入院患者、カテーテル患者、なるべく僕が話をするようにしています。時間がなく、十分とはいえませんが、可能な限りを時間を割いています。

そして、一番は患者さんの都合を一番に考えます。

今日も、そのような理由で、6人の予約外のカテーテルが入ることになりました。でも、患者さんは安心して明日帰れます。

今月はあと一週間を残し、現在PCI177件です。

明日から、TCTという学会に参加して、BVSを勉強したいと思っています。僕以外には、鹿島、金子も参加します。

感謝、感謝。

2013年10月19日土曜日

CCT

神戸での会に参加をしてきました。自分のduty以外は、LIVEをみていました。

全体的に人が減った気がしました。来週にTCTがあるせいかもしれません。

そして、全国でいろんなところで、LIVEや会が沢山あるせいかもしれません。

LIVEをみた感想は、以前のCCTでは加藤、鈴木、玉井という前線バリバリのドクターが未知のCTOに望むLIVEでしか勉強できなかったものがありましたが、PCIが成熟したのか?それとも、術者が経験がすくないのか?以前のような熱いものが少なくなったようが気がしました。
やはり、LIVEのオペレーターや、座長、コメンテーターをするのであれば、日々PCIに携わっていて、症例を経験している必要があると思います。見る人が見れば、わかります。

PCIは、カテーテルやワイヤーのサバキや、スピード感、問題点を解決していく、思考過程や、引き際がとても重要だと思います。その感じが、なかったですね。

CCTは、コンプレックスなものをいかに上手く治療するか?という形で始まったはずです。以前も、ものすごく時間がかかってコンプレックスをみごとに治療をしていました。今回は、時間がかかった理由が、病変ではなかったような気がしています。
以前のようなCCTに回帰してもらいたいと思いました。

当方は、初日は鹿島先生と杉江先生と一緒に勉強をさせてもらいました。 若手の先生方が、もっともっと前面にでていかないといけないと思います。

CCTがTCTAPや、CIT、CTTなどアジア諸国に埋もれてしまわないように、がんばってもらいたいと思います。

2013年10月18日金曜日

向かい風は、追い風。

神戸のCCTにきています。JOB fairで横井先生が、とても、延吉先生を思うやさしい気持ちと、これから頑張る気持ちが伝わってきました。
桝谷、吉町先生も、職場が変わり、皆向かい風に向かってがんばっていました。

僕も、開業時は向かい風でした。それを追い風として自分の信じる道をすすんでいます。向かい風にいるときは、とても大変です。でも、そのときに自分をどう持っていくかで、そのあとの人生が変わると思います。

自分の力の弱さを自覚して、人の助けに感謝できるようになります。
人の噂や、自分にためにならない人に関しては、スルーして自分の信じる道を進むことが大切ですね。

再認識。感謝。感謝です。

2013年10月15日火曜日

人が困っているときには、助ける。

僕の知っている人に、いつもはなにも言わないのですが、ある人が立場上とてつもなく、不利な状態になったときに、突然高圧的な態度を取る方がいます。長いものには巻かれろ的な動きをする人で、自分より上には、決して意見をすることもなく、しかしその上司が弱者になったとたんに、態度を変化させます。

人は弱いものです。弱者の立場になったときこそ、優しい言葉や、思いをもってあげたいものです。

社会に生きるうえでは、各々立場がありますが、人として最低限の心構えとして、武士の情けをもっていたいと思います。

2013年10月11日金曜日

第三期工事プラン

リズムセンター増築計画をプランしています。手術室から横に伸ばす形で、リズム専用のカテーテル室を二台作ります。職員の更衣室もつくります。

カテーテル室は、手術室と同一エリアとして、クリーン度を上げています。やはり、植え込みデバイスは、清潔にしたいということです。カテーテル二室で、アブレーション治療は年間1500件は対応可能になると思います。

我々循環器内科は、既存のカテーテル室2台と手術室のカテーテル室1台の合計3カテーテル室で、現状の年間2000件のPCIが可能です。

今後ステントグラフトの件数が増えてTAVIの治療が可能になれば手術のカテーテル室は頻回に使えなくなるので、そのときは、リズムセンターのカテーテル室をつかうことになると思います。

合計5台のカテーテル室になるとは、開業時には想像もしていませんでした。

医療機器は、購入時には、リースで買います。5年から6年です。開業して6年になり初期導入時に機器のリースが終わり、十分の一での再リースとなっています。
良い機械があれば、新規購入を考慮しています。

カテーテルの機械に関しては、新規にクラリティという新しい機械がはいったので、当然リズムにはそれが入りますが、cineのクオリティが一番重要である我々のマシーンも、新規購入を考えています。64列も今年のRSNAで新しいCTがでることを期待しています。

cineはモニターも一枚パネルにすべてしています。

利益は、理念と同様、一に患者、二に職員です。いい機械をリースが終了すれば、買い換えていくことが大切です。


2013年10月9日水曜日

自分の軸

24時間全力投球、患者さんは一切断らない。大学五年の時に、徳田理事長が旭川で講演にきていて、話を聞いて、その熱い情熱にとてつもなく惹かれたものでした。医者としてどんな病気も、初期治療医として、判断ができるようになりたいという気持ちで、医師免許をとって、すぐに大学に医局に残らず、徳洲会での研修を選びました。
いまでこそ、臨床研修が始まり、医者はひと通り患者さんをみれるようなプログラムが組まれています。僕の頃は、これがなかった。そこで、徳洲会での研修を選びました。当時の徳洲会は、新進気鋭の病院で、医師会と対立していて、周りからは潰れたらどうするなどといわれて、皆に止められました。

僕の医師としての原理原則は、徳田虎雄の理念と、初期研修を受けた白石徳洲会病院での矢崎および熊谷両先生の医師としての考え方に多大に影響を受けたと思います。

徳洲会の理念、徳田虎雄の理念は、素晴らしいと思います。たくさんの医療過疎に病院を建てて、沢山の人を救ったと思います。

高度医療を行なう病院は、沢山できました。でも、本当の意味での、一次救急を含めた二四時間全力投球ができる病院は少ないです。カリスマの強い理念が、徳洲会であると思っています。

僕は、自分の札幌ハートセンターで、循環器医療での、二四時間全力投球を継続していきます。そして、徳洲会ではできなかった。さらなる患者サービスおよび職員サービスを突き詰めていきます。

理事長、矢崎先生、故熊谷先生に、感謝します。

2013年10月5日土曜日

GAIA時代のreverse CART

シンガポールライブでのいろんな先生の発表のなかで、濱崎先生のレトロワイヤ-での通過を試みると、解離が大きくなり、reverse CARTのバルーンサイズが大きくなるので、レトロからのワイヤークロスを試みることなく、最初から2.5mmRCARTをしたほうがいいといっていました。なるほどねと思いました。

RCARTがでたときには、アンテのバルーンは2.5mmくらいでそれを狙ってレトロのワイヤーを操作しましたが、残念ながらワイヤーの性能がわるく、ワイヤーをいまのGAIAのように操作できませんでした。そこで、IVUSガイドでバルーンの大きさを決定して、大きなバルーンで広げてそこに、Filderや、XTRをいれて、ワイヤーをとくに操作しなくても、回しているだけで、通過できる手技になりました。

その後ワイヤーがGAIAになり、アンテのバルーンが小さくでもそこのバルーンを狙ってワイヤーを操作して通過させれます。

このメリットはアンテのバルーンサイズが大きいと、解離を形成して末梢にいくことがあるので、小さめのバルーンのほうがいいと思います。

CARTがでたときには、そのバルーンに向かってワイヤーをアンテから操作して通過させていた時代に戻りました。ワイヤの性能があがり、時代が戻ったということでしょうか?

レトロのワイヤーについても、尖端から0.5-1mmを90度まげのチャンネルクロスは、目を見張るものがあります。ワイヤーの操作もseptal suffing用で、いけます。

通常であれば、無理というところも、いけそうな感じです。落合曲げ恐るべし

7年ぶりに、シンガポールにきました。

あの有名なマリーナベイサンズができて、すべてが変わっています。F1もやっているそうです。街自体は、カジノもあり、ショッピングモールも巨大で、人が集まり、バブル自体の東京のようです。勢いのある国という感じです。
日本も、これから、オリンピックなどあり、景気がよくなってくれることを期待します。

毎月加藤先生にきてもらって、勉強させてもらっているので、今回の落合先生、土金先生、濱崎先生のレクチャーは、また視点が違いとても勉強になりました。
本日は、札幌で杉江、鹿島でCVIT地方会にも、参加してくれたので、安心です。

こんなに日本の先生の講義が多いのはあまり少ないのではないでしょうか?来年もまた、部下を連れて、一泊3日できます。

2013年10月4日金曜日

シンガポール

木曜日の外来とカテーテルが終了してから、菅野先生と、最終便で羽田にいって、そのまま夜行でシンガポールにいって、CTOの会に参加しています。
落合先生と土金先生がオペレーターでやっていました。アジアの先生がたも、CTOを理解ちゃんとしています。菅野先生に、症例や発表を一緒に聞きながら、微妙なレクチャーをしています。これから、30台の菅野世代が頑張るために、色々なしくみを考えています。
明日一日会に参加して、会終了後に、夜行の飛行機までの間に、観光を楽しむ予定です。

でも、一泊3日ですが、気軽にこれからもこれそうです。