札幌ハートセンター

札幌ハートセンター
Dr Fujita's blog. Enjoy it

2014年1月31日金曜日

トンネラーの法則

という本があります。
大きな困難に直面したときに、その困難をくぐり抜ける人の特徴を分析しています。

1)自分自身にスッポトライトをあてる。
これは、いろんな要因を外的なものに求めず、自分のなかにその要因を求めて解決するようにすることです。
要は、人のせいにしないということです。そして自分が変わって対応していくようにするということです。

2)いろんな起きる嫌なことなどは、すべて人生にとって意味のあるものだととらえ続ける。

困難は人生修業であり、それを乗り越えれる素質のある人にしか来ないし、それを乗理超えることにより、自分のスキルアップにつながるし、さらなる困難が次の試練としてくるかもしれません。という考え方をするということです。

3)おおらかである人が多い。
困難を乗り切るためには、悲壮感があってはだめで、脳天気であるべきだし、なんとかなるでしょうくらいの気持ちが必要だということです。

4)サテライトを探す。

見えないゴールのなかで、途中で息がつけるよう場所や人がいるほうがいいということです。

ほとんど、自分に当てはまっています。

僕もトンネラーなんですね。

最近は、あえて自分で次のトンネルを作って、入っているような気がします。

これも、人生修業です。いろんな挑戦や、困難が、人生修業であり、それをクリアしていくことで、僕の人生や、魂のスキルアップになります。来世にもいい影響があると信じています。

北極星ライブ

明日にEPライブが札幌ハートホールで開催されます。

北極星ライブは、北の大地で、常に立ち位置がブレることなく、人々の道標になるようなという意味で名前が付けられています。

院内ライブシステムを作ってもらいましたので、今回はEPライブですが、今後PCIライブも開催予定です。
その時も、北極星ライブ PCIライブとします。

今後は、札幌ハートセンターの成長とともに、北海道の地域に医療が還元できるようなさらなる仕組みづくりとともに、対外的に、教育的なライブや、学術的な発表を充実させていきます。

EPライブは、申し込みが多く断るほどであったそうです。

2014年1月30日木曜日

MTRA for LAD just

LMT OSにステント、LADにステントがはいっており、ステントがはいっていない、LAD justに75・90%の狭窄があり、胸痛あり治療しています。

rota 2.0/2.25で10万で削って4.0mmPOBA1-2ATMで終了です。

IVUSでは十分な内腔があります。AGでは50%の狭窄ですが、内腔が丸いので、血流はいいはずです。

BVSがでることが決まり、ステントをいれないでの治療が必要になるケースがあります。

とくにLMTまわりは、いいMTRAが良い治療です。

低速では、2.25で回しても、徐脈になりません。。。。。10万ですが。


2014年1月29日水曜日

患者さんからの電話。

患者さんから、木曜日に先生の外来に受診してもいいですか?という電話が僕の携帯にはいりました。

う?どうしてそんなことで電話するのかな?と思っていましたが、話している内容を聞くと、他の病院で手術を受けなくてはならずに、その許可を僕から聞きたかったが、予約の日が金曜日で僕ではなかったので、変更できないか?病院の受付に電話したら、藤田先生は忙しいですし、別な先生でもちゃんと診てもらえますから予約の変更ができない旨を伝えられたということで困って電話してきたみたいです。

聞いて思わず絶句です。

外来が混みを緩和するために、予約の外来をしっかりコントロールするように指導をしています。それはあくまでも、予約をする段階で患者さんのコントロールをしっかりするようにという指導であり、今回のような予約を断るなんて論外です。

一に患者、二に職員という簡単な理念で、当院は動いています。

患者さんにとってなにがいいか?なにをしてあげればいいか?それを考えてあげれれば、答えはでます。

今回の対応は、一に患者ではなく、一に病院の都合になっています。

再指導です。

2014年1月27日月曜日

不整脈のLIVEをハートホールでします。

2月1日に、心房細動を中心にした、アブレーション治療を皆で高めあうLIVEの会が開催されます。

メンバーも、日本で有名な先生ばかりです。継続できるようにサポートしていきます。

ネーミングもいいですね。

2014年1月25日土曜日

運とは?

僕はとても、運がいいと言われますし、自分でもそう思います。でも、おみくじ、じゃんけんなどは、運がありません。
僕の考えでは運とか、チャンスは、平等に皆のところにきています。それに気がつけるか?それに気がついたとして、それをその時にものにできるか?どうかの違いが、運の分かれ目だと思います。
そのようにするためには、どうするか。簡単です。
自分がやりたいこと、なりたい方向を強く願うこと。
それに向かって必死に努力をすること。  これだけです。
これだけで、チャンスに気がつき、ものにできる確率があがります。

例えば、
街でランしていて、いつも感じるのは、信号機があって横断歩道を渡れるか否か?と考えた時に、渡れると思って頑張って走ると信号機がだいたい、わたっている最中に点滅します。そして渡れます。
そして、これは厳しいな?とか、無理と思って努力せずに、走っていると多くは、渡る前に信号機が点滅しだして、渡れなくなることが多くなります。

信号機は、皆に平等です。でも、こちらの思いや、努力によって、渡れる確率が大きく違ってきます。

人生もこの小さな努力、思いの積み重ねが、結果を大きく変えると思います。そして変えなかったとしても、自分の達成感は強く、満足いく人生を歩んだと僕は思います。

ちなみに、じゃんけんとか、くじ引きで運がよくなると、大切な人生上の運がなくなるような気がしているので、運がよくならないように思っているので、その部分に関しては運がないのだと思っています。

2014年1月24日金曜日

人がどう思うか?

人がどう思うか?相手はどう感じる?そのような感覚を磨くことが大切だし、それがない人は、自己中心的になるしかない。それはビジネスをする上で、磨くことが必須だと思います。
ただ、気をつけなければ、いけないことは、日本人独特の文化でもありますが、それを過度に気にし過ぎて、なにもできなくなってしまうことです。
僕は、相手がどう感じるか?どう思うか?意識的に考えることができます。でも、長い生活習慣の中で、相手がどう感じようが、どうおもっていようが、自分が優先という方向ができてしまっているので、油断するとそれを感じれなくなります。

それはある意味、いろんな挑戦をするときに、いい方向に向きます。

患者さんがどう感じるか?職員がどう感じるか?他の人がどう感じるか?自分なりに一生懸命考えています。そしてそれをなるべく良い方向で還元していきます。

結論は、回りの人を気にしながら、そのなかで必要なことを自分で選択しながら、自分の人生を自分の描いたように、努力を惜しむことなく、必死に歩むことが大切です。

医療連携

患者さんを紹介していただくためには、当たり前ですが、医療のレベルで最高の結果をだし、患者さんをいい方向にもっていかなければ、いけません。
そして、医学的なこと以外の面でも、不満を持たせてはいけません。患者さんへの接遇などなどです。
あとは、紹介先に必ずお返しすることです。開業医の先生方は、患者さん一人ひとりの名前と病気をしっかりと把握しています。そしてしっかりと管理しています。
開業医の先生のところで、しっかりみてもらうことがいかに重要かの説明も僕らの仕事です。

油断すれば、外来もこちらでお願いしたいと希望する方もいます。その場合は、家が近いなどの理由がない限りは、説得してもとの先生のところに戻っていただいています。

当院でしかできないこと、循環器の検査は、年に数回来てもらい、調子が悪くなったときは、24時間当院で対応する旨を説明を付け加えます。

紹介していただく、先生方のこともしっかり考えることも、大切なことだとおもいます。

2014年1月23日木曜日

入り口のところのドアからの冷風

次回の外来の改築では、エアーカーテンを入れて対応予定です。患者さんからのご指摘があり、急遽家電のヒーターを2個購入して、手前の入り口に設置してすこしでも、冷風を防ぐように対応しました。

2014年1月22日水曜日

加藤先生CTO

本日は2症例

一例目は、透析患者のRCACTOであり、CTOのdistalが#4AV  PDの分岐になっており、アンテからのプレパレーション後に、レトロでLADのapicalのチャンネルから通過させて、reverse CART in GAIA eraで通過。

レトロのチャンネルに関しては、sepは蛇行がつよく、たまみたくなっており、これの通過性は極めて低いと考え、レトロはこのルール一本にしぼっていました。

2例めは、アンテからXTRが通過。なぜ、XTAがだめか?なぜ、GAIAかの薀蓄が大変勉強になりました。

本日からは、ミニライブ形式となり、LIVE形式なので、加藤先生がずーと話をされており、質問もとてもしやすい雰囲気で、加藤先生のCTOの技術論を継承するのにはとてもよい環境になった気がします。



GAIA時代のreverese CART

CARTテクニックの出現により、レトロのシステムを組んだら、100%の確率でワイヤーが通過可能となりました。それから、進歩して、reverse CARTが主流になりました。この方法では、レトロのワイヤーの性能に限界があり、トルク特性が悪く、ウイップしてしまい、レトロのワイヤーをreverse CARTしても、ワイヤーを戻すことが難しく、そこでIVUSガイドreverse cARTができました。この方法はワイヤーをアンテに抜く場所を決めることのみならず、血管の大きさからバルーンを血管径にそったサイズのバルーンで拡張することにより、レトロのワイヤーを操作しないでも、Filder FCなどの柔らかいワイヤーをくるくる回して操作すれば簡単にアンテにワイヤーを導くことができました。この時代は、バルーンは3.0、3.5、ときに4.0を使用しました。GAIA時代になり、バルーンは2.5でそのバルーンに向かってレトロのGAIAを操作してバルーンにつきさすように操作することにより、バルーンのデフレ−トとともにワイヤーが通過することが可能になっています。
大きなバルーンを使わなくても、よくなったことがメリットです。これは、血管のトラウマが少なくなったといえます。

reverse CART始まったときも、最初は、ワイヤーをバルーンに向けて差しこむように操作を使用としましたが、ワイヤーの性能が悪くそのような操作ができなく、ワイヤーがウイップするので、大きなバルーンでの柔らかいワイヤーでのrever seCARTがだれでもワイヤーを通過させれるので、主流になりましたが、

GAIA時代になり、このようなオリジナルの基本のワイヤー操作でのワイヤーの通過成功率があがったということです。

レトロのシステムは、多くの先生が、ワイヤーがどのチャンネルを通過するかに主眼がありますが、実はどのようにGWをリクロスさせるかが、とても重要なのです。それも、100%に近いリクロスができなければ、レトロなんて危険な行為はいけないということです。

そのために、reverse CART、IVUSガイドの意味、GAIAの特性、デフレクションなどをしっかり理解しないといけません。

2014年1月21日火曜日

MTRA バースタック

#9の狭窄へ、1.75burrとPOBA3.0でのMTRAで治療。
低速のためにスタックをしたが、IVUSで確認したが、一部intimaが断裂して、hematomaができていたが、バルーンの圧迫で綺麗になりました。

高速によるバーススタックでは、バーが抜けなくなりますが、低速の場合は、バースタックというよりバーのストールみたい状態ですから、簡単に引いてぬけます。

ただ。intimaに傷ができるので、避けなければいけない手技ではあります。

低速MTRAは、ステントをいれない良い治療です。

2014年1月20日月曜日

本日、朝6時に2台のアルファードハイブリットが、ドクター送迎です。

一台は、新千歳空港までで、網走こが病院と、網走脳神経外科病院。
一台は、広尾国保病院までの片道4時間の送迎です。本日から当院から派遣医をだしますが、ドクター送迎で、出張医が往復中にゆっくり休めるようにしています。


とはいえ、朝の6時から出発ですので、医者、送迎運転手とも、大変です。

このような見えない職員の努力により、我々の症例数は増え続けています。

獺祭

カンブリア宮殿で、獺祭の旭酒造の社長さんが、出演していました。

このお酒は、僕が日本酒が好きになったきっかけのお酒です。とても、まろやかで、フルーティーで、感動的に旨い。
それをつくった人の話です。てっきり大手の酒蔵だと思ったら、山口の田舎のつぶれそうな酒蔵であったのを、逆境から純米大吟醸製造量日本一にした人です。

逆境や、追い込まれた状態からの、試行錯誤の一つが、獺祭であったそうです。杜氏も辞められて、自分たちで酒をつくることになり、人の感に頼らないハイテクの酒造り、そして最後の部分のみに人の感をいれて、作り手の振り幅を最小限にする努力。
磨き23%への努力、日本酒は本来冬に作るのが普通なのを、わざわざ温度、湿度を厳重に管理できる蔵を造り、一年中酒をつくれるようにしたなどなど、みてて面白かったです。

なにもしないより、なにかして失敗したほうが成功に近づく。
朝令暮改をもっと−とする。
潰れそうになったときに、死に物狂いで、働いた。

やはり、基本は同じだとおもいました。

病院の探し方

専門外の科になると、全然僕もわからなくなります。自分の循環器であれば、症例数や、人がらがわかるので、わかりますが。

医者の僕でも、難しいと思っていますので、一般の方は、病院の選び方はとても、難しいとおもいます。

いい病院をさがしたとしましょう。

その根拠は? 口コミ、本にのっていた。ランキング本にのっていた。総合病院だから。などなどです。

でも、診察してくれるのは、病院ではなく、医者なので、いい医者を探さなければいけません。

よくあるのが、同じ病院にかかっていても、担当医により管理、見方が当然全然ちがってきます。多くの病院が院内開業医状態なのです。

直接先生を指名したほうが、間違いありません。

有名な先生は、僕も腰を治療してもらいましたが、待ち時間が半端ないです。

札幌ハートセンターは、どうなっているか?

当院に受診した患者さんの異常は、主治医の意向と関係なく、カンファランスにかかり治療方針が決まっていくようにしています。

それにより、カンファランスを通じて、治療の方向が共有でき、勉強もできます。
そしてそのようにして、医者により見方が変わることを徹底して排除しています。

札幌ハートセンターは、いつ受診しても、同じクオリティで患者さんを診ることが可能です。

2014年1月17日金曜日

ステントを削る

ロタブレーターでステントを削れますが、最近の10万回転のロタブレーターでは削れにくく、ステント内を削るときは、14万回転スタートとしています。

それで、十分にステントは削れます。

最近LADとDXの分岐部病変にTAPステントして、ステントによりカリナがある症例のステントをDX側に2.25burrで14万で削った症例を経験しました。

ストラットがなくなっているのが、わかると思います。

低速ロタブレーターは、安全であり、MTRAもしやすく、ステントをいれなくないときに、とくに有効です。

また、ISRに対しても、ステントごとデバルクも可能です。

ロタをどんどん多用したほうがいいと思います。

思い込み

仕事に慣れてくると、思い込みのミスがでてきます。
仕事の基本は、報告連絡相談(ほうれんそう)が基本なんですが、それをせずに、思い込んでミスが発生します。

指示を出した人と、受けた人が直接なら、その思い、イメージが伝わるので、思い込みミスは起きにくいですが、
その指示がでたときに、人を経由すればするほど、その本質がわからなくなり、そして、最後に指示を受けた人が、思い込んで、まちがったことをする。

開業時40人のスタッフが、いまは240人を超えています。僕が出す指示も、いろんな人が受けて、人を経由して指示が実行されていきます。

その過程で、思い込みミスが結構あります。

基本は、報告連絡相談です。

2014年1月14日火曜日

はじめての東京。

母が、妹と二人で、土曜日から二泊3日の東京旅行にいきました。
7年まえに家族でいった京都旅行いらいの飛行機だったらしいですが、JALのファーストクラスに乗って、しばらく飛行機に乗らないうちに、席がとても広くなってよくなって、全員に食事配るなんて飛行機がとてもよくなったと勘違いをしたり、東京ステーションホテルに泊まり、その素晴らしさと、夕食と朝食の立派さに、びっくりしたみたいです。大相撲を見せるために、マス席をとりましたが、テレビのように解説がつくとおもっていたみたいで、周りがよっぱらいばかりで煩くて、テレビの方がよかったとおもったみたいです。
浅草にも、一泊して、そして東京スカイツリーもみたみたいです。始めての東京で、いろんなところで、お土産を買ってしまい、土産だらけになって帰ってきました。

はじめての東京を堪能したみたいです。今度は、僕が日本橋と銀座に連れていってあげたいかな?

母の僕の土産は東京スカイツリーの電池をいれると7色に光る模型でした。自分の部屋に、飾っておきます。

年明けの恒例のゲン担ぎも無事終了。

年明けの恒例のゲン担ぎも無事終了です。
今日から、年明けという感じです。運は仕事のためにしかつかいたくないので、おみくじ、宝くじ、賭け事は基本はやらないし、やったとしても勝つ気持ちはまったくなし、逆に運が悪いほうが嬉しく思います。ゲン担ぎは、すべて守り、かつ妥協しない努力をおこなって、結果は神頼み。これで、うまく行かなかくても、悔いはなし。そしてそれが次へのステップと感じとれます。

運命論者ではないが、チャンスはすべての人に均等に転がっています。そのチャンスをつかめるか?気がつくか?それは本人の努力しだい。努力してもどうしようもないものは、神頼み、努力が可能なところは最大限の努力をする。

結果は、悔いなし。


2014年1月7日火曜日

院内禁煙

開業以来、一部の職員のために喫煙室を作ってリラックスできるようにしていました。昨日から、病院にもなり、栄養指導などが可能になる院内禁煙を始めました。最終的には、敷地内全面禁煙が目標です。

我々が扱っている疾患では、喫煙はとてつもなく悪いことです。とくに冠動脈に狭窄がある人は、病気の進行がし易いですし、心筋梗塞になりやすくなります。

患者さんには、強く禁煙を薦める必要があります。

札幌ハートセンターとして、そろそろ患者さんのための禁煙を皆でしてもらってもいいかなと思っています。

禁煙が原則の新しい飛行機でも、トイレに灰皿がある理由をご存知でしょうか?トイレに灰皿が設置しないと法で決まっているそうです。それは、隠れて煙草をすって、ゴミ箱などに吸い殻をすてられたら困るそうです。それで灰皿の設置が義務付けられているそうです。実際それで、一度火災から飛行機事故が起きているそうです。

禁煙といっても、それを守らない人は必ずいます。病院のなかにも、そのような意味で灰皿を置く必要があるのかもしれません。

僕もすでに禁煙をして15年位立ちます。煙草は、嗜好性が強く禁煙しても、いとも簡単に再発します。
そのような意味で、禁煙は大変だなーと思ってみています。

2014年1月4日土曜日

今年のミッション

SCVCのリズムセンターの増築(カテーテル部屋3、病床の移動など)外来待合室の拡大。
手稲の心臓リハビリテーションの強化
札幌ハートセンターの広報活動(市民むけ、業界むけ)
院内の指揮系統の再構築および再確認
理念の再確認。

2014年1月2日木曜日

僕がLITA→LADが最強のIHDの治療だと思っている理由

PCIが2000件を超えました。多くのかたが、すべての病気をPCIで治療していると思っている方がほとんどです。現実は、当院ではバイパスの適応患者は、強くバイパス薦めて受けてもらっています。90%以上の確率で患者さんから承諾を得ています。
どうしてそんなにバイパスを薦めるのか、それはエビデンスもありますが、僕は、10年、20年後の患者さんのことを考えた治療を提供していきたいと思っています。エビデンスには、長期といっても、5年、10年ですから、参考程度にします。
僕が本当の長期予後を考えたときに、LITA→LADがどうしてそんなにいいのか?それは、一生持てば、患者さんのためになるからです。

そして僕の実経験があります。

父がバイパスを受けています。
昭和62年に心筋梗塞になり、旭川で治療をうけていますが、当時は、カテーテル治療なんてありませんでした。安静にして、血圧を管理して一ヶ月の入院です。
その後札幌に来てから、カテーテルを受けてもらいました。カテーテル検査は、その後僕の恩師になる舟山先生に、国立病院でしてもらいました。結果、LAD、RCACTOの病変のために、当時できたばかりの大野病院の大野先生に直接お願いしにいって、手術をしてもらいました。当時は、まだOPCABもなく、人工心肺下でのバイパスです。大野先生のスキルのおかげで、LITA→LADは25年以上持ちました。RCAへのSVGは、9年前に閉塞して、SESがでたときに、RCAのCTOを自分で治療をして、SESをいれました。途中で一度ISR来ましたが、最後まで持ちました。

途中で、胸痛などがあり、LITA経由でのLADへのステント植え込みなどがありましたが、最後の5年間は、腎機能も悪いために、造影ができない状態でした。しかし、LITA→LADは持つという確信のもとに、とても管理は楽でした。

現在MRIによる心虚血評価ができるようになって、その意味で本当によかったと思っています。

LITA→LADというバイパスがなければ、父は、冠動脈CTAや、PCIをなんども、受けなくてはならず、糖尿病もあったために、造影剤腎症から腎不全になって透析をしていたかもしれません。

LITA→LADがあったおかげで、心臓からの予防を引き起こすことなく、寿命をまっとうできたと確信しています。

一生もつLITAがLADにつながっていれば、心臓はトラブらない。これが、僕の確信です。

そして、バイパスすれば一生持つ人は少ないです。なんらかのPCIが必要になることもあります。そこも、見越したバイパスを提供すべきと思っていますし、それを予防するために内服、運動療法や、早期発見のために冠動脈CTA、MRIの定期的な検査が必須だと思っています。

これからも、必要な人はどんどんバイパスを薦めていきます。

24時間患者を受ける。

当院は、循環器専門の病院です。当然、それを知っている患者さんは、心臓以外の病気のときは、受診することを躊躇します。
本日も、当院のかかりつけの患者さんが、それを内科の病院にいって、当院に回されてきました。どんな病気でも、受診するところがわからなければ、困るので、まず当院にというか、僕に一報いれてもらうように、電話番号を配っていますが、多くの方が遠慮しているみたいです。

まず、受けて必要であれば、脳外科、内科の病院に紹介します。緊密に連携をとれている病院があるので、心配はしていません。

当然、他の病院からの受け入れも、絶対断りません。そして時間があれば、なるべく僕が診るようにしています。

先ほども、一人90歳超えの、心不全の方が紹介入院しました。認知もなく、本人が苦しがっています。当然、治療をして、入院をしてもらいました。

たまに、高齢者に対する医療が過剰と言われる方がいます。僕の考えは、苦しがっている患者さんは助けるそれだけです。

僕は気切および胃瘻はあまり好きではありません。歩けて、ご飯が自分で食べれることが人として大切だと思っています。

父が肺炎が亡くなりましたが、気切および胃瘻をすれば延命は可能であったとおもいます。父もご飯が食べれなくなったら、もういいといっていました。
そのような処置をせず、内科的にできうる治療で限界がきて、自分で看取りました。84歳でした。

ただ、心臓疾患は高齢者でも、治療が可能です。元気であれば、当然僕は助けます。
家族の方への説明も、しっかりします。多くのかたが、治療を希望します。
元気に、ご飯を自分で食べて、できれば歩いて退院してもらいたいといつも思っています。そして、それが可能でなくなったときでも、最後まで当院で看てあげたいとおもいます。


ゲン担ぎ

運命は変えられるか?答えは多くはイエスでも、たまにノーでもある。自分のこれから歩む道を、強くイメージして、願い、それに対して努力をすれば、多くの場合はその通りになります。僕も、そう信じて、イメージして、それに対しての努力(心および体の筋トレを含めて、)を継続しています。

でも、ゲン担ぎはします。万策尽きるくらいして、うまくいかなければ、それはそれで、人生修業だと思って、また次に頑張れます。

万策のなかに、ゲン担ぎも入るのです。

そして、占いとか、おみくじは一切しません。それは、自分で努力しようがないものだからです。悪い結果をみれば、いいことはありません。テレビで占いやっていれば、見ないようにしています。

自分の努力で、どうしようもないものに対して、興味がありません。

ただ、自分はとても、運がいいと思っています。努力も継続しています。そして、その運良さは、人生に使いたいと思っています。占い、おみくじでは使いたくありません。

穏やかな元旦でした。

不思議とコールも昼間に6回、夜間に3回と病院からのコールで、患者さんからのコールは4件ほどでした。

おかげで、ゆっくりとできました。紅白歌合戦で、MIWAがヒカリへを歌っているのをみて、リチプアをすべて見直し、昨日は驚異的なGACKTの格付けをみました。基本は、くだらないバラエティが好きなんですが、年末年始はあまり面白いのがありません。
HD内蔵のプレーヤーで6chのテレビを録画しているので、あとで振り返ってみれるので、大変便利です。ただ、いつもは、夕方6時から12時くらいの時間を2週間ぐらい撮り残している設定なので、正月の昼間の時間の番組は残っていないので、注意が必要です。

正月といえども、患者さんからのコールや、救急患者さんなど、絶対に断りません。それがポリシーです。

この連休中に、好きなテレビや、筋トレをしておきます。

2014年1月1日水曜日

明けましておめでとうございます。

年末から年始にかけ、入院も多かったです。4日の通常業務まで、不安で当院に来る方がいるとおもいます。

いつものように、24時間対応をしていきます。