札幌ハートセンター

札幌ハートセンター
Dr Fujita's blog. Enjoy it

2014年5月31日土曜日

人は。

ご飯が自分で食べれることが大切だとおもいます。そして、歩けることも。
そのために、当院ではST、PTによる早期リハビリの介入をします。

人の幸せは、歩いて、ご飯を食べて、生きることが、最大の幸せだと思っています。
同様に僕も、自分がいま元気に歩いて、ご飯を美味しく食べれていることが、とてつもなく幸せなことだと感じています。

医者として、患者さんの命を預かる身として、その方の人生や命も、尊びながら医療を提供していきたいとおもいます。

2014年5月30日金曜日

自分の行動指針

社会的な信用を損なうことにならないこと。自分で正しいと思えること。そして人(施設、物)を貶めるようなことになっていないこと。これが揃えば、即実行です。

人から何を言われても、すべてあからさまにされても、神様に恥じることなく、正しいと思えることは、どんどんやるべきです。

そして、失敗しようが成功しようが、自分が納得するまでやるし、失敗から学ぶことにより、つぎの成功に必ずつながります。

他人の評価?どう思われるか?などは、まったく関係ないということです。


2014年5月25日日曜日

患者さんからの電話

札幌ハートセンターでは、基本はすべての電話は僕につながるようにしています。それは、院外であれば、携帯に転送できるようにしています。24時間対応を原則としています。
沢山の方からは、大変ですね。といわれます。

確かに大変かもしれませんが、それ以上にメリットが大きいと思っています。

24時間いつでも、みてくれる。携帯の番号を教えてもらっているなどの患者さんへの安心感や信頼感が得られます。
そして、本当に電話したら、理事長の藤田先生が出てくれたという感動も与えられます。
病院への問い合わせも、理事長の藤田自らが、電話での受け答えをすることが、他施設との差別化にもつながります。
そして、実際患者さんがくるときの、前もっての対応もできます。

メリットだらけです。
ですから、このどんなことがあっても、電話を藤田先生につなげるということがいかに大切かということを職員にはぜひ理解してもらいたいとおもいます。

病院の評判を落とすことが、手も抜かず一生懸命やった結果であれば、しかたがないとおもいます。そして、次につなげていけます。

しかし、どこかで手抜きがおきて、評判を落とすようであれば、、悔やまれます。

短い人生、必ず最後があります。そのときまで、絶対に手を抜きたくありません。

2014年5月20日火曜日

日本人の良さ、悪さ。

村社会の習慣があるせいで、そのなかでの標準を少しでも、超すといわゆる村八分的なことがおきるます。それは、日本のいろんな集団の中でおきます。逆に標準から下回ると、村全体で助けてあげるというよい面もあります。

村社会は、会社でも、奥様の集会でも、僕らの循環器の医者の集団でも、大きな集団から小さな集団まで同様な村八分的なことがおきます。

今日は、一緒にいるアテンドの人に、奥さんに鞄でも、買ってあげたらと言ったら、いままで買ったいい鞄も、持ってあるいていると、調子こいていると言われるので、持ってあるけないそうです。もし持ってあるいているところを見つけられたら、フェイクと言うしかないそうです。

そんな些細なことでも、村八分が起きるんだなーと勉強になりました。
社会主義国でも、こんなことは起きないので、やはりこれは日本に島国に根付いた風土なんでしょうか?

リスクと努力を背負ったものが、結果としてお金を稼ぐことが、恥とするのならば、誰も努力しなくなります。人の成功を誉め称えるようになって欲しいものです。
開業時に僕について来てくれて、僕と一緒に地獄のような努力をしてくれた仲間は、当然いろんな意味で優遇されるのは当然であり、それを僕はいつも心から感謝しています。

人を妬む、貶めることは、決してよいことではなく、お互いの幸せを願いたいものです。


2014年5月17日土曜日

euro PCR

久しぶりに、euro PCRに参加する目的で、金曜日からパリにいっています。マイルの都合で、早めに出発にしています。
当院からは、鹿島、小林も日曜日から参加します。
今年から、ANAのパリ行きが、成田と羽田とほぼ同時に飛ぶようになったようで、大変便利になりました。5月は連休あけから、深夜までおよぶ仕事があり、忙しかったので、すこしこれで休息が可能になります。
病院のほうも、みんながしっかりがんばってくれるので、安心です。

CDGには、すでにこのような看板がありました。

2014年5月13日火曜日

MTRA for small vessel

MTRAで#9,#14の狭窄と、CTOをMTRAで治療しました。

#9は、石灰化が著明であり、ロタ1.75+2.5mm POBA 1ATM
#14は、ロタ1.5+2.5mm 1ATMPOBA
#7 cTo石灰化著明でGAIAが通過もデバイス不通過で、ロタ1.25をrotasupportで治療できた。やはりロタフロッピーでは1.25通過できず、最後は、2.51ATM POBA
ステントをいれたくない病変ではロタをしようすることによりPOBA1ATMで治療が可能になります。バーが血管に対して小さいと1ATMで拡張ができないので、高圧が必要になることもあります。そのような意味でSVに対してMTRAは有効だとおもいます。

当然回転数は、10-12万回転です。





2014年5月10日土曜日

PORALIS LIVE終了。

本日、菅野、鹿島によるCTO治療およびリズム、外科、心エコーチームにより、PCIの先生に知っておいてもらいたい知識というミニレクチャーをしました。その目的は、札幌ハートセンターが北の大地に北極星のように、道標のようになるようにという願いがあります。多くの我々の経験を、より多くの若手の先生方と共有していきたいと考えています。当院の特徴であり、外科、不整脈、内科、のハートチームからいろんなものをだしていきます。
PCILIVE、不整脈LIVE、バイパスLIVE、ロタLIVE、TAVILIVEなどなど色々ポラリスLIVEを企画運営していきます。

症例1
右のCTO
GAIAによる菅野抜きという、GAIAをすすめるときには、押すだけ、デフレクションがおきたら、一度引いて、すこし回して押してみる。その繰り返しでGAIAが通過するところを自動追尾するCTOのGAIAの操作をお見せすることができました。


症例2 右のCTOで#1と#3の2重のCTO 条件が悪くGCのバックアップが悪く、バルーンアンカーで入り口を同定してからXTRで操作、XTRはIVUSでは、血管の皮一枚外であり、XTRの2mm内側をGAIA2も入らず、コンクエストにより一度穴をあけてから、ステップダウンでGAIA2で最初のcTOが通過その後奥もGAIAが通過せず、コンクエストを使用。レトロからワイヤーをいれて、contemporary RCARTもうまくいかず、通常のRCARTで通過その後は、IVUSでGAIA2がアンテのワイヤーと同じルーメンにあることを確認したが、GAIA2がまた、subに入るためにガイドライナーによるワイヤーランデブからのRG3に交換して治療した。GAIAの限界とその操作、およびGAIAを回して操作するメリットが勉強できたのでは



2014年5月9日金曜日

朝の経験

いまから、飛行機で女満別にいきます。
朝いちばんで、空港内に入ったら、前に若いCAさんが二人横に並びながら、マジ?とか現代語を使いながら前を歩いていました。

すでに制服を着ているので、仕事モードに入る必要があります。JALを代表している理由ですから、

後ろからくるお客様の邪魔をしないように通路を塞がない、私語は最低限で、小さな声で、標準語で。

秋に、CAさんからの接遇マナー講習を院内でしようかと思いましたが、ちょっとがっかりでした。

当院でも、職員のことを誰がどこで見ているかわかりません。注意深く仕事をしてください。

僕もあるゲン担ぎを院内でしますが、それは患者さんにみられないように最大限の注意を払っています。

2014年5月7日水曜日

CLI ATAのCTO

入り口をIVUSで確認してからATAのCTOをクロッサー単独で施行。
末梢で抜けるとおもいましたが、抜けず、GWによるリクロスが必要でしたが、その後のバルーンの反応がよく、subでも、きれいなsubをつくるのかもしれません。動画は、綺麗にCTOをすすむクロッサーです。

2014年5月6日火曜日

当院においてのチェーンオブメモリー

患者さんや、その家族が当院に来てから、帰るまでの間に経験するすべての一つでも、嫌な経験があるとすべてが台無しになるということです。

玄関を入り、玄関が汚かったり、守衛さんの態度がわるかったり、受付の態度がわるかったり、問診の態度がわるかったり、看護師さん、パラメディカルの態度がわるかったり、医師の態度が悪かったり、帰りの受付の態度がわるかったり、調剤薬局での態度がわるかったり、などなど、更に言うと、患者さんなどへの職員の笑顔や挨拶がないのも、その一つになりますし、病院の前での職員の態度(横断歩道ないところを渡ったり、タバコをすっていたり、ゴミなげたりなどなど)もその一つになります。掃除の方についても、態度や掃除の仕方などが挙げられます。
病院に働いている人すべての行動、態度が連鎖の一つ一つなのです。

自分ひとりくらいという気持ちが、すべてを台無しして、病院の評判を落とすのです。しっかり自覚をしてもらわないといけません。

病院へのクレームはすべて僕の責任です。ですから、うるさく繰り返ししつこく言います。

2014年5月5日月曜日

時代は繰り返す。

移動で時間のあるときに、観るために、itunesで映画を購入しました。
プリティ・ウーマン(1990)を観ました。これで、20回以上は繰り返し観ています。
いま改めてみると、そのファッションが、いまの時代とマッチしています。スーツは、三つ揃えで、ポケットチーフ、時には、ピークドラペルのダブルのスーツなど。いままさに、旬です。女性に至っては、水玉や花がらのシンプルなワンピースなどジュリア・ロバーツの出で立ちは、いまの時代でも十分に通用するものです。そしてペイズリーやフローラなどの柄のリバイバルがそうです。そしてビバリーヒルズの風景には、グッチ、ルイ・ビトン、シャネルといって、いまと同じロゴの看板がでてきます。いまの自分だから気づく点があることに、映画の良さを感じました。時代は繰り返すのだと思いました。

そこで、プラダの服を着た悪魔というこれも、5回以上観ていますが、それも観てみました。
アン・ハサウェイが最初にオシャレをするときの、靴がジミーチュウなんですね。主人公が唯一、ショーで感動したのが、2001年のトム・フォードというお話など、プリティ・ウーマンも、プラダの服を着た悪魔も、主人公に可愛さに惹かれて何度も観ていますが、そのような観点でみれていませんでした。いまの僕が観るとまた視点が変わるんですね。僕も知識が増えたみたいです。

日々の仕事で忙殺されている中で、このような映画は心が癒されます。

2014年5月2日金曜日

CTO

本日、右のCTOに対して、GAIAによるアンテプレパレーション後にレトロからsionで通過させて、その後にアンテに2.5mmのバルーンとレトロのGAIAによるcontemporary CARTでワイヤーを通過させ、その後にguideliner CARTでワイヤーをガイドにいれて、その後ステントをいれて、治療。

アンテプレパレーション以外は、すべて菅野先生が施行。

一番新しい、contemporary RCART with Guideliner CARTでワイヤーを通過させたので、たいしたものです。


成長しました。

自分の技術が部下達にしっかり伝わって、成長してくれることが最大の喜びです。菅野先生のみならず、すべての部下の成長を楽しみにしています。そして、そのチャンスをどんどん与えるために、しっかりベースで働きたいと思います。

POP CTO crosser

ABI 0.5以下の、強いICあり、治療しています。

クロッサー先行で、POPからtrunkに抜けています。
その後はワイヤーでperoをとって治療しています。敢えてPTAを治療はするメリットは少ないと考えこれで終了しています。我々の言うSSDと同じような動きですが、デバルクしているところが大きなメリットですね。
治療後に足の冷たさが改善しています。

CTO内をクロッサーは無理をしなければ安全に抜けていくのかもしれません。POP BK領域の血管径だと、true抜けをしやすいのかもしれません。

家内工業的なものから、会社組織へ。

開業時は19床のクリニックで、医師も僕含めて3人でほとんど、一人ですべてを仕切っていたので、決め事は僕を中心に動けば、いわゆる阿吽の呼吸ですべてがすばやくうまくいっていました。

現在は70床以上の病院になり、医師も約20人、職員も増えて、病院として必須な委員会など様々な取り決めがいろんな場所で決まっています。
それを医局全体に周知徹底させることが阿吽の呼吸ですることが難しくなってきています。
ちゃんとした医局という組織として機能させる必要がある時期に来ています。
他の部門の同様だとおもいます。

家内工業的な阿吽の呼吸でできる職場というのが、ミスが少なく、効率もとてもいいので、それができるような組織づくりをしていきたいとおもいます。

朝の朝礼で、病院の内容や、僕らのおもいは職員に伝えるようにしています。そして、日報や病院で決まったできごとは、日報などで配られるになっています。
しかし、職員が多くなり周知徹底ができていません。しっかりやっていきます。