札幌ハートセンター

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Dr Fujita's blog. Enjoy it

2015年4月29日水曜日

GAIAとCTO

今回、TCTAPという、アジアで一番大きなインターベンションの会に参加してきました。僕は、CTOのセッションに参加したのですが、このCTOの治療も、レトログレード法が出現した10年前に技術革新したのですが、その後の技術革新は、GAIAワイヤーの出現です。レトロは、基本的には戦略の問題であってレトロのワイヤーが通過すればほぼ、成功は確定します。それに比べアンテグレードのGAIAは、技術が必要です。GAIAの本質を理解しないで、通常のワイヤーのように回して操作するとせっかくのアンテグレードからのワイヤークロッシングがあがったのに、台無しです。今回のライブで韓国の先生がGAIAを使っていましたが、ブンブン回して、おおきな乖離を作っていました。GAIAがでたことによりアンテグレードからの成功率は上がったと思います。
それが理解できない人がたくさんいることで、CTOは日本と格差ができてしまった気がしました。

今回のTCTAPでは、日本人の先生の操作が抜群でした。

やはり、日本人は技術による匠の技を追求しますが、欧米の方々は、誰でも可能な方法でなければ、だめなのかもしれません。

2015年4月18日土曜日

5月2日ハートセミナー

三浦雄一郎氏の講演があります。
ポスターが素敵にできました。

2015年4月12日日曜日

2015年新人歓迎会

ANAホテルで昨日行いました。恒例の去年の新人歓迎会から、昨日まで入職した人の挨拶紹介が行われました。沢山の人が集まり、和気あいあいの会となりました。

開業して8年目ですが、以前は新人さんは、2階のラウンジで、給食に頼んでのケータリングや、ケーキ屋さんからのデザートの大量購入で小さくやっていました。外科ができて、病院になって急激に人が増え、院内で開催が難しくなり、ホテルを借りてやるようになりました。

開業したときの、アットホームな感じと、一に患者、二に職員という気持ちを皆忘れずに、仲良く仕事をしてもらいたいと再度おもいました。

2015年4月10日金曜日

生き方

維新の会の上西さんが、維新を除名されたが、法的には国会議員として辞める必要性はないといっていました。しかし、自分の選挙区で落選して、比例での復活の議員獲得です。維新の会に投票したひとによりもらった資格です。通常の概念でいけば、維新を除名された時点で、その議席を維新に返すのが、人として正しいことだと思います。
ことの発端の、国会を休んだ事は、その後の旅行らしきものも、人として正しいこととして判断できていれば、こんなことにならなかったような気がします。
体調が悪く仕事を休んだが、無理して翌日に大切な用事のために自己犠牲を敷いて仕事をしていたならば、こんなことは書かれないような気がします。

稲盛さんの本を以前にも、紹介しましたが、生きるうえで、経営するうえで、大切なことは、まず、人として正しいことか?人に迷惑をかけていないか?社会通念上正しいことか?などにより判断していきます。

この人として、正しいことかどうかの判断ができない人が、結局、法律では問題ないなど言い出すのだと思っています。道路の座って通行の邪魔をしたり、電車のなかで、大きな声でしゃべったり、なども、法的に問題ないから大丈夫といっているのと、大差ありません。結局は道徳の問題にもなるのですがね。
上西さんが、稲盛さんの本を読んでいれば、世界観が変わるのみもったいないと思います。

しかし、社会通念というのは、一歩間違えれば現状を打破できなくなることがあるので、それに縛られるのではなく、それを加味した上で、人として正しく、人に迷惑をかけていなければ、やりたいことはやるべきなのです。

僕は病院をやっていく上で、法的に100%安全でないグレーな部分には、絶対踏み込まないように指導をしています。当たり前ですが、一切のズルはさせません。人として正しいと思っていることのみ、やりつづけています。人が見ていないから、大丈夫とか?皆んながやっているからという理屈では動かないようにしています。

2015年4月7日火曜日

loose tissue tracking

当院では、GAIAによる視覚的なdeflectionを利用したloose tissue trackingをCTOではファーストチョイスとしています。これは視覚的にワイヤーを操作できるので、とても簡単であり、とても効果的です。

先週 角辻先生がこられ、彼なりのloose tissue trackingの考えを聞きました。彼は、pilot 50というヌル系のワイヤーを彼なりの感覚のグラム数で押し引きをしながらワイヤーをすすめていくというものです。押す力がある程度以上になると中膜を破るそうです。その一歩手前の押し引きでおさえるとloose tissue trackingができるそうです。

このやり方は、ワイヤーの滑りと荷重をコントロールすることにより中膜をやぶらないようにするやり方です。

冷静に考えれば、柔らかいワイヤーで血管を傷つけずに、ワイヤーをすすめていくというのは、昔ながらのやり方であり、逆に熟練が必要だとおもいました。

GAIAは、視覚的なやり方です。熟練はいりません。目がよければOKです。

2015年4月1日水曜日

8年目です。

2008年に開業してから、8年目に突入です。
外科ができて、3年がたち、体制が整ったので、TAVIの施設基準取得、ICU8床への増床、リズムセンターの強化、医局の人数が増えたので、ハートチームづくりへのコミュニケーションをさらによくする。
病院の理念の再啓蒙 などなど

やらなければいけないことが沢山あります。

人生の結果は、考え方×熱意×才能で決まり、一番重要なのは、考え方です。それが間違えば、すべてマイナスになります。

考え方とは、シンプルです。人として正しいことをしているかということです。
誠実に、嘘をつかず、人に迷惑をかけない考え方であれば、OKです。

そしてなによりも、自分を一番律して、厳しく生きるということです。

シンプルイズベストですね。